息子が私に「よみきかせ」してくれたのは自分のアルバムでした
早風呂の息子がとっととお風呂から上がって
私がのんびりお風呂につかっていると
息子が脱衣場にクッションを運んできて
「読み聞かせをしよう」
と言ってきた
よみきかせてくれる本は
自分自身の一歳のアルバム
我が家では半年または一年に一度
撮りためた数千枚にもおよぶ写真からピックアップしてキャプションをつけ、144ページの紙のアルバムを作っている。
アルバムは遠方に住む祖父母に送り
成長の報告がわりにすると同時に
家のトイレの棚に並べておくと
息子が過去の自分を定点観測するようにパラパラとながめている。
そのうちうちの一冊を選んで、
よみきかせをはじめた
一例をあげてみよう
畳の上に寝転んでみかんをむしゃむしゃ食べている写真
その下に
「みかんは寝て食べるに限る」
とキャプションが入っている
幼児時代までピンクが好きで、
ピンク色のパジャマなどをきて喜んでいる
頭の毛はなかなかふさふさ生えてこなくて、お地蔵さんのよう
つけたキャプションは
「ピンク地蔵」
そんな一才の頃の自分を母の視点でつづったアルバムを、
8歳になった息子が親に読み聞かせをしている
この写真を撮った頃、アルバムを作った頃には想像もしなかった使い方だよ
ぐるぐると視点をキャッチボールしているようで、おもしろいなぁ
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