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フリーランスから会社員になっての在宅勤務で気づいたこと

離婚して独身になるのを機に、フリーランスから会社員に転職してました。
子育て環境としてはフリーランスのままであれば、昼間は子供のリズムに合わせたくらし、仕事は夜でも朝でも、という生活のままのほうがいい面もありました。

でも逆に、「いつでも仕事ができる」と思うと、子供時間優先になりすぎて夜からの仕事スタート、体力の限界で明け方に終わり、朝ご飯を用意して子供に「これ食べて学校行って。眠くて無理…」と布団に戻り「いってらっしゃい」したこともしばしば。

同じ環境であっても、もっとうまくやれる人もいると思うけど、私の場合は体調に支障をきたしがちだったし、クライアントワーク中心だと締切によっては土日も休めない時が続いて子供をがっかりさせてしまったことも。

離婚して配偶者の経済的後ろ盾のような安心材料がなくなると、仕事に波のあるフリーランス(私の場合)は心もとないものです。
これまでいかによっかかって生きてきたかと思い知らされる。

noteでも、いまの社会の流行でも、「会社員オワコン説」もちらほら聞こえてきます。
潮流がそうであっても、社会的信頼性のありベースの収入がある会社員になってそのリズムでやりくりしていくほうが、自分にとっても子供にとっても最善と考え、転職は必須と考えて活動しながら離婚協議も進めてました。

幸いにも、これまでの経験を活かせるベストな環境に転職の機会を得ました。
基本的にはオフィスワーカーなので、平日日中は急きょ鍵っ子になってしまった7歳の息子。
習い事や好きなことに行ける環境のおかげでなんとかがんばってもらってますが、色々問題行動も同時に出てきました。
詳しくは書かないけれど、警察や児童相談所のお世話になり、親子で言葉のとっくみあいの日々でした。

毎日学校から帰るといたはずの母親がいない。
「おかえり」と言ってもらえない。
家に1人で入り、宿題をして、おやつをたべて、鍵をかけて好きな場所へ出かける。
子供が1人でできることが増えた、電車で好きな場所に行けるのだから大丈夫だろうと、過信しすぎていたところもあったのかもしれません。

転職して少し慣れてきて、ようやく在宅勤務を取り入れることができるようになりました。
勤終わりかけに帰ってきた息子が「ただいま」と言って入ってくる。「おかえり」と迎え入れられる。
これまでは当たり前にあったやりとりがお互いにうれしい。

1時間の昼休み。
残り物でさっと昼ご飯をすませ、残りの時間で近くの公園に走りにいく。
絵描きさんに会いたくて。
離婚話が出て精神が安定しなかったときも話を聴いてくれて、心配をかけたと思う。
その後めまぐるしすぎて、近いはずの公園にまったく行けなかった。
だからまず、絵描きさんに会って「元気になったよ」と伝えてお礼を言いたかった。

たった1日の在宅勤務だけど、規定時間の中で、優先順位をつけて業務をして、休憩を有効に使え、子供におかえりといえることがありがたい。
そして、仕事中、私はぶつぶつと独り言が多かったことに気づく。
そうだ、こうやって1人で声に出しながら自問自答してたなぁと。
いろんな気づきがあった日。
フリーランスのままだったら気づかないままだったかも。
大変なところもあるけど、規定の中で自分なりの最善をつくっていきたい。

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