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学校のある日のルーティン|カナダ高校留学日記 Vol.10

早くも留学期間の1/5が過ぎたが、相変わらずカナダのPEIで過ごせていることが幸せでたまらない。

最高の自然と人々に囲まれて、最高の教育を受けられて、本当にありがたいことだと思う。

もちろんしんどいことも幸せと同じくらいあるが、毎回壁にぶち当たる度に成長できるのが嬉しい。

そんな留学生活、学校のある日のルーティンを記しておく。


早朝

毎朝まだ薄暗い時間帯に起き、朝一番に心身の健康増進のためのヨガをする。

窓から覗く空が朝日で少しずつオレンジ色に染まって明るくなっていくのを見ながら支度をし、その日の気分でシリアルの種類やトッピング、トーストの具を選んだり、簡単にサラダを作ったりフルーツやヨーグルトを食べたりして、朝から小さな幸せを感じて充実した時間を過ごす。

それから支度をして外へ出て、朝日が完全に出て明るくなった空を見上げながら家の前まで歩きつつ、気温1桁か10℃前半の寒さに震えながらスクールバスを家の前で待つ。

登校

バス内では友達と話したり、音楽を聴きながら外の景色を楽しんだりして、学校に着いたら前方に座っている小さな子どもたちとハイタッチをしてバスを降りる。

まだ人が少なく静かな学校に入ったら、図書室や音楽室、1限目の教室などで、適当に授業開始まで時間を潰す。

気を張る必要のない、けれど学べることも多い学校の授業を2時間受け終えたら、学校にある電子レンジでランチを温めに行くついでに友達と合流する。

ランチ

ラッキーなことに、いつも満員で賑やかなカフェテリアを好まない友達が多いので、知っている先生のいる静かな教室に適当に入って、平和に楽しくお弁当を食べる。

先生と生徒との距離も非常に近く、かつお互いへの尊敬も忘れずに接するので、本当に良い関係性だなとつくづく思う。

午後

食後の眠気に耐えながら4限目まで終え、その後は早くしないとバスが出てしまうので、高速で教室を出て帰る支度をし、外に出てスクールバスに乗る。

毎日このようなせかせかした流れなので、放課後に友達と共に時間を過ごす時間がないのも「青春」のニュアンスを表す良い英単語がない理由の1つかもしれないと思ったりする。

日本の友達と過ごした青春の1ページ的な思い出がふと浮かんで、少し寂しくなる。

下校

子どもたち以外は朝より少し静かなスクールバスに乗って家まで帰り、ドライバーさんに一言挨拶をしてバスを降りる。

気が向いたらクラブにも参加してみようと思うが、日本で部活を終えて7時過ぎに帰宅していた時とは打って変わって、まだ明るい夕方の4時前には家に帰るので、1日がもっと長く、中身の詰まった充実した日のように感じる。

帰宅

ホストファミリーと被らないように早めにシャワーを浴びて、宿題をしたり、本を読んだり、日記を書いたり、楽器を練習したり、友達とメッセージでやりとりをする。

夕食を作るお手伝いをしたりして、夕食を食べた後も気の赴くままに過ごし、眠くなったら寝る。

就寝

早いときは9時、10時台に就寝している。

何も気負いせずに、まるで本能のままに生きられているかのような幸せと特別感を胸にしまって、眠りについている。

著者:ぴーなっつ
新しい世界が見たい。新しい自分が知りたい。そんな思いから留学を決意し、長年の憧れだったカナダ・プリンスエドワード島にて10ヶ月間の高校留学を経験。留学先での新たな出会いや気付き、挫折や失敗、そして苦難を乗り越えて手にした成長など、人生を変えた10ヶ月間の日々を綴ります。