「肩書」が持つ意味は変わってきている|何者でもない雑草キャリアが何者かになるまで
こんにちは、さやです。
何かの専門家になろうと頑張っているこの頃。
みなさんは、自分が何かの専門家だと自信を持って言えますか?
こんなふうに、一言で自分の専門性を表現できる人ってかっこいいですよね。
私は心底そんな人に憧れます。
今の私は、あえて言うなら「人事・採用系のwebライター」です。
しかし、経歴は1年くらい。
その前は「人事組織コンサルのアソシエイト」だったし、その前は「PM会社の人事マネージャー」だったし、もっと前は「介護企業の総合職」でした。
自分のなかではキャリアにストーリーがあるのですが、「専門性」という言葉でくくるのは難しい。
ずっと同じことをしてきたわけではないからです。
いろんな経験をしてきたことはプラスである一方、専門性のなさに悩むというデメリットも生みました。
そんな私が最近考える、「私は○○です」という肩書について書いてみます。
「肩書」の対象が変わってきている
まず大きな話として。
「肩書」って、一昔前はこんな感じだったと思います。
組織があって、役割がある。
それが普通でした。
でも、個人がつながる時代になった今、「どこに所属しているか」という威力はだんだんと失われているように思います。
代わりに、「自分そのもの」の肩書が重要になってきました。
こんな感じ。
得意分野+何者か、で評価されることが増えたのではないでしょうか。
それだけ個の力が変わってきた証拠だと思います。
独自路線を貫く「肩書」も
一方で、これまで世の中になかった新しい肩書を名乗る人も増えています。
有名なのは、やっぱり「メンタリスト」のDaiGoさんでしょうか。
海外にはあったメンタリストという職業を、日本の風土に合わせたオリジナルの形で広めたDaiGoさん。
かなりインパクトがあるし、唯一無二感がありますよね。
他にも、独自の肩書を名乗る人はたくさんいます。
自分で作った肩書を名乗る方、見たことがあると思います。
専門性をとことん突き詰めると、こんなふうに唯一無二の肩書を名乗ることだってできると思います。
こんな考え方も素敵ですね。
肩書はパフォーマンスに影響する
これは以前、とある動画で得た知識なのですが、肩書はその人のパフォーマンスにも影響を与えるそうです。
例えば、とてもハードで大変な病院の清掃員のお仕事。
彼らを「病院の清掃員」から「清掃の仕事は治療の一環」「病院のアンバサダー」と肩書を変えたところ、全員のモチベーションが上がって病院の清掃スピードが格段に上がったのだそうです。
自分の仕事や専門性の意義を明確して、それを肩書に用いることで、パフォーマンスまで上がる。
スゴイ効果ですよね。
そういう意味でも、独自路線の肩書を作っている人は上手です。
とても賢いやり方だと思います。
あなたの肩書は?
さて、ではあなたの肩書は何でしょうか。
「○○株式会社の総務課長です。」
そんな組織ありきの肩書ではなく、あなた自身の専門性や提供価値を表す肩書ってなんでしょうか。
肩書を考えようと思うと、かなり自分自身としっかり向き合う必要がありそうですね。
私が「人事・採用系webライター」の肩書に満足できないのは、たぶん、仕事が生み出す価値を表していないからだと思います。
もしくは、自分が本当に提供したいと思っている価値と合致しない、というぼんやりとした違和感があるからです。
便宜上いつもwebライターを名乗りますが、違和感があるからこそいろいろと動き回っているわけです。
さて、私は何者になれるのか。
まだまだ探求は続きます。
みなさんの肩書、良かったらぜひコメントで教えてくださいね。
◆ブログ
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