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マイクラに学ぶ論理的思考|129日後に家族でカナダ移住する脱サラ夫婦

こんにちは、さやです。
(写真は、なかなかうまく焼けたギョーザです。)

家族でカナダ移住まで、あと129日。

今日は、我が家の兄弟がハマりまくっている、「マインクラフト」について書きます。

カナダに行っても、マイクラさえあれば満足なんじゃないか、という勢いでハマっています。

最近、マイクラって実はすごく教育に良いゲームなのでは?と思うシーンがたくさんあったので、書き綴ってみます。

◆子どもにも大人にも大人気のマイクラ

出典:マインクラフト公式サイト

マインクラフトとは
小学生から大人まで、爆発的な人気を誇るゲーム。

オリジナルに生成された世界で、モンスターを倒したり、さまざまな素材を採掘・生成して建築をしたりと、プレイヤーの趣向に合わせて様々な楽しみ方ができるゲームなのです。(私の見解)

きっかけは、子どもに大人気のユーチューバー、ヒカキンさん。
去年、お年玉を出し合って子どもたちだけでソフトを購入したのでした。

そこから毎日1時間、必ず二人でプレイしているのですが、彼らの会話には驚かされることが多々あります。

実はマイクラはプログラミング言語の教材としても活用されているらしく、知人のお子さん(小4)も、マイクラを活用した学習塾通っているそう。

マイクラを始めてから、彼らの論理的思考力の高さに驚かされることが多々あります。

そんな驚きのシーンをご紹介します。

身についたスキル1|構造の理解

出典:マインクラフト公式サイト

マインクラフトは、その名の通り「クラフト」を楽しめるのが魅力の一つ。

様々な素材を自ら収集し、加工したり、燃やしたり、調合したりと、様々な方法で新しい素材を生み出していきます。

次男くん
「ねえねえ、ぼくたちのおうちをつくろうよ!」

長男くん
「いいね!じゃあ壁は木材で作って、窓にはガラスをはめよう。」

この「ガラス」という素材、マインクラフトの自然界に存在しません。

製造するにはそれなりの過程が必要なのですが、彼らはYouTubeと攻略本で得た知識で、あっという間にその構造を理解します。

次男くん
「ガラスを作るには、砂を拾ってきてかまどで焼かないといけないよね。
ぼく砂とってくる!」

長男くん
「砂はシャベルじゃないと掘れないからね!石のシャベルを作って!」

次男くん
「石のシャベルは、棒と石で作れるよね。
木を切って原木をゲットして、木材にして、棒をつくらないと!」

そうしてシャベルを作ったら、砂を採取して、かまどで砂を焼きます。

長男くん
「作業台でかまど作っておくからね。かまどは丸石で作れるんだよな!
あと燃料が必要だから、石炭を掘ってこなきゃ。」

こんな調子で、ガラスを生成するための道具や燃料も、自分たちで考えて準備します。

そうして準備したかまどに石炭と砂をセットして、ようやくガラスが生成できるのです。

ガラスづくりに関する何気ない会話ですが、ここには非常にすばらしい「構造力」が見て取れます。

マイクラでガラスを作る工程は、以下のように表現できます。

さや作。一部省略してます。

すごいですよね!!

7歳と5歳の少年がこの構造を正確に理解し、実行に移しているのです。

とある素材が、何からできているか
どんな道具で作っているか

この構造を順序立てたうえで自然と理解しているのです。

おそろし、マイクラ。

身についたスキル2|条件の理解

出典:マインクラフト公式サイト

それから、彼らは様々な現象の発生条件を理解しています。

長男くん
「夜になった!早く寝ないとモンスターが湧くよ!」

次男くん
「もう3日寝てないから、ファントムが湧くかもしれない!」

長男くん
「大丈夫!僕らの村には猫がいるから、ファントムはわかないよ!」

自然と会話していますが、これもなかなかの論理的思考力です。

マイクラをやったことがない人にとってはさっぱりなんのことかわからないと思うので、少し解説します。

マイクラの世界では、夜になると(≒光源のない状態になると)モンスターが湧きます。モンスターはプレイヤーを襲ってくるので、注意が必要です。
モンスターにも種類があって、発生する条件が異なります。また、特定の条件下では、発生しなくなるという特性を持っていることがあります。

こちらも図説すると下記の通り。

さや作。3日連続不眠の夜で、猫がいないときは要注意。

どうでしょう。すばらしい条件理解力です。

感服です。

身についたスキル3|仮定して説明する力

出典:マインクラフト公式サイト

クラフトだけでなく、冒険もマイクラの魅力の一つ。

洞窟や砂漠、海の中など、マイクラには冒険心をくすぐる場所がたくさんあります。

次男くん
「おうちの下の地面を、どんどん横に掘っていこう!」

長男くん
「お?なんか水の音が聞こえてきたぞ。」

次男くん
「おうちから海は近くないから…
近くに洞窟があって、水路があるのかもしれないね!
洞窟に行きたかったから、もっと掘ってみよう!」

こんな会話にも、心底驚かされます。

地面を穴だらけにしがちな彼ら。

無邪気に穴を掘っていますが、この会話からはなかなかの仮定的思考・説明力を感じさせます

そう、「空・雨・傘」の思考です。

さや作。「空・雨・傘」のワークフレーム。

人に何かをわかりやすく説明するとき、「空・雨・傘」のワークフレームを使うと良いと言われています。

「空・雨・傘」のワークフレーム
 空:空が曇っている(事実)
 雨:雨が降るかもしれない(仮定)
 傘:傘を持っていこう(アクション)

「空が曇っていますね。雨が降るかもしれないから、傘を持っていきましょう。」

このように、事実と、そこから想定される仮定、仮定を踏まえたアクションを一連の流れで説明すると、相手の理解を得られやすくなります。

よくあるのが、このうち「雨(仮説)」の説明を抜かしてしまうこと。

「曇ってるから傘持っていこう」という説明です。
「曇っている」という事実に対して、「雨が降るだろう」と仮定する人には理解できる会話です。

しかし、「曇っているけど先ほどより雲量が減っているからこれから晴れるだろう」と仮定する人にとって、「傘を持っていこう」はナンセンスなアクションであり、理解されません。

そんな感じで、「空・雨・傘」の思考&説明ができるというのはとっても素晴らしいスキルなのです。

これ、簡単なようでできていない人が多くて、組織におけるミスコミュニケーションの原因の一つなのです。

マイクラにハマっている息子たちは、事実→仮定→アクションという思考や発言の流れが、自然と身についてきているようです。

◆マイクラすごい!ゲームと侮ることなかれ!

ということで、マイクラは論理的思考力を育んでくれるよ!という話でした。

カナダ移住とは、みじんも関係ありません…!

たまにはこんなnoteもアリ、ということで。
マイクラ好きの方、ぜひ仲良くなってください!

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