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最近幸せと感じたエピソード #1歳児育児

 最近妻と相談しながら初めて離乳食を作った。その時のことが印象的だったのでノートに残しておく。

離乳食をなかなか食べてくれない

 子育てをしているとあるあるだと思うが、子どもがなかなかご飯を食べてくれなくなった。それも1歳を過ぎて、好き嫌いが出るようになりさらに激しくなった。とにかく嫌なものはバイバイしたり、ないないポーズをしたりして拒否する。こっそり口に入れようものならベーっと吐き出す。特に困ったのがお米を食べないことだ。パンやバナナが大好きで、炭水化物をパンとうどんで摂取するような状況が続いた。妻が頑張って調べて離乳食を作り、吐き出されてしまう、、。基本的にどんなことがあっても笑顔の妻もこれはしんどそうだった。

離乳食作りは妻に任せっきりだった

 基本的に私は大人の料理をほぼ全て作っていた。もともと結婚してからも料理を作ることが好きで、いろいろとメニューを考えながら料理を作っていた。共働きだったので凝った料理は作れなかったが、基本的なメニューは作れるようになった。子どもが生まれて妻が育休に入ってからも私がいろいろな料理を作っていて妻が食べるようにしていた。赤ちゃんを見ながら料理を作るのはとても大変だ。だから、そう言った面でサポートできたのは良かったと思う。
 しかし、離乳食には言われたとおり手伝うくらいでほとんど作ってこなかった。理由は私が子どものご飯を食べるのを見るのは基本的に夜しかなかったからだ。アレルギーの有無を確認するためにこの食材を与えてみる、とか、夜は基本的にこのメニューを食べるから、とか、そういったことはいつも子どものそばにいる妻が考えた方が手っ取り早かった。中途半端に私が手伝うとむしろ塩分の多いものを作ってしまったり、子どもの噛む食材の大きさにあったものが作れなかったりするので、作っていなかった。
 1日3食食べるようになり、少し経って初めて離乳食作りに挑戦してみた。

離乳食作りに挑戦してみて

 今回は離乳食レシピに載っていた肉どうふに挑戦してみた。
 豆腐、ひき肉、にんじん、椎茸、玉ねぎ、 などを食べやすい大きさに切り、出汁と醤油少々を加えて煮込んで柔らかくしていった。改めて作ってみると、食材を切るのに時間がかかる。かなり細かくしなければいけないからだ。そして出来上がった後も、ひき肉がくっついて大きくなってしまうので、すり鉢にとって細かくすっていった。
 大人の料理を作るよりも2倍以上時間がかかってしまった。こんなに大変なのか、というのが一番に感じた感想だった。そしていつも妻はこんなに大変なことを黙々とやっていたのか、と妻への感謝を感じた。
 そしてあおくんに食べさせてみた。

果たして食べてくれるのか、、、

 いつもあおくんにあげるときはあまり考えなかったが、自分が作ったということで食べて欲しい、と言う気持ちが強かった。むしろ、「食べなかったらどうしよう、、」「大変だったから食べてほしいな、、」という感情が大きかった。
 その結果、、、
あおくんは美味しそうに食べてくれた!むしろ食べ終わった後も「もっと食べたい!」というような顔でこっちを見てくれた。その時に、泣きそうになるくらい感情が揺さぶられた。ああ、これが幸せなのかな、というふうに思った。大変だからこそ応えてくれるととても嬉しい。これこそが子育てなのかな、と感じることができた。
 隣にいる妻を見てみると、妻の方が泣きかけていた。「なんで?」と聞くと、「自分の離乳食を食べてくれたよりも嬉しい。頑張ってあなたが作ってくれたから」と言っていた。自分のことよりも人のことで感情が動く、妻らしいなと感じたとともに、そうやって感動できるのがすごいな、素晴らしい人と結婚したんだなと思う出来事だった。

まとめ

 大変だからこそ子育ては面白いと思った。そしてこれは母の仕事、これは父の仕事、と決めつけずにいろいろなことに挑戦していきたいと改めて感じた。これからも妻のサポートを全力でしていきたい。
 読んでいただきありがとうございました。

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