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いいね!を伝えるのが難しい #1歳児育児

 1歳1ヶ月になったあおくん。とにかく動き回る。最近は小走りに移動するようになったり、手先が器用になりどんなものでも触ったり、持ったり、投げたりするように。目が離せない日々が続いている。その中で感じたことがあったので文章として残しておく。

ある日の出来事

 「あ!あおくん!ないないよ〜」触ってはいけないものを触っているあおくんに対して妻がこう言った。そしてその物を見えないようにする。
「んんー!!」文句を言うように泣くあおくん。
「あ!ほらこれはなに?」そう言って面白いおもちゃを渡す。
すぐに泣き止んでそのおもちゃを楽しそうに触っている。

「ないないよ〜」が口癖になってきた

 気づくとそんな気がする。とにかく危ないことをさせてはいけない。安全第一だ。そう思って、いけないこと、危険なことをしようとするとすぐに「あ!あおくん!ないないよ〜」と声をかける。なんだか否定ばかりしている気がする。
 そして少しずつ人の表情が分かってきたのか、「ないないよ〜」と言ってその物を見えないようにすると、今にも泣き出しそうな表情でこちらを見るようになってきた。できれば否定のことではなく、肯定するように声がけをしたいのだが、、

「いいね~!」を伝えるのが難しい

 いちごの絵をゆびさす。絵本のお花さんを見つけて声を出す。積み木を積んで「どう?」という表情でこっちを見る。
たくさん「いいね~!」を伝える場面がある。そして大きな声で「いいね~!」を伝え笑顔で拍手をする。しかし、あまり反応がない。頑張って表情やジェスチャーで伝えようとしても、良いgood!は伝わりにくいことを感じた。よくないよ、を伝えるのは簡単だ。手に持っているものを取ったり、ここはだめだよと言ってとおせんぼすれば良いからだ。なんと、そんな悲しいことがあるのか、、

言葉の先に伝わる言葉

 諦めずに伝え続ける。君はどんなに素晴らしいか、君はどんなに愛されているのか。一歩進むだけで周りの人をどんなに幸せにするのか。
 そしてある時、積み木を2つ積めた時、「いいね~!!」と拍手した。その後、こちらの方を見て得意そうに自分で笑顔とともに拍手した。
ーああ根気強く伝えようとすれば伝わるんだ。
 伝えようと努力すれば言葉やジェスチャーが伝わらなくても伝わるものは伝わる。大切なのは、難しいからと簡単なほうに逃げず、伝えようと努力することだ。1歳児育児から大切なものを教えてもらった。

まとめ

 子どもはあっという間に成長する。気づくとできることが増えていく。その一つひとつを見て、ともに成長していきたい。常にそう思って育児に当たっている。うまくいかないこともあるが、笑顔で「いいね~!」と根気強くこれからも肯定していきたい。そう思えた出来事だった。

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