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歴史ある酒蔵とのコラボが実現!高木酒造の酒粕をたっぷり使ったビールが誕生しました(前編)


弊社代表 瀬戸口(左)と高木酒造六代目 高木一歩さん(右)

このたび、関西で複数店舗を展開する阪神百貨店様とのコラボ商品として新しいビールが誕生しました。それが「酒粕ヘイジー」。こちらは、香南市赤岡にある高木酒造さんの酒粕をたっぷりと使ったビールです。念願だった酒蔵さんとのコラボ、そして、それが歴史ある高木酒造さんということで、素材や醸造方法にこだわり、日本酒らしい香りとともにTOSACOらしさも感じられる自信作が完成しました。


お酒業界で奮闘する同世代として、蔵元杜氏と意気投合

写真提供:高木酒造

弊社社長の瀬戸口が高木酒造さんと出会ったのは、高知に移住するもっと前。付き合っていた彼女(妻)の実家に遊びに行った時のことでした。家には高木酒造さんのお酒がズラリ。お義母さんは高木酒造さんの頒布会に入っていたらしく、高木酒造さんを代表する「豊能梅」から市場に出回っていないお酒まで種類豊富に揃っていました。それをいただき、美味しい美味しいと飲んだのが、高木酒造さんとの出会いでした。

そこから時は流れて、数年前。高知で酒業界に携わる同世代として、高木酒造の六代目蔵元杜氏である高木一歩さんと瀬戸口がお話しする機会がありました。そこからお付き合いが始まり、今回の阪神百貨店でのコラボ企画として商品開発が実現しました。

うちの酒蔵って価値あるものなの?若き六代目が直面した苦悩

写真提供:高木酒造

今回お話を伺ったのは、六代目蔵元であり杜氏の高木一歩さん。東京農業大学で醸造を学び、酒販店で修行したのち高知県香南市へ帰郷。27歳で蔵の醸造責任者である「杜氏」となった、若きプロフェッショナルです。

瀬戸口:一歩さんが酒蔵を継ごうと思ったのはどういうタイミングだったのでしょう?
一歩さん:高校卒業後の進路として醸造を学ぶ大学を選んだものの、その時は実家である高木酒造の価値はまだ分かっていなかったです。大学進学とともに醸造について学び、日本酒造りのおもしろさが段々と分かってきました。同時に、東京・銀座にある高知県のアンテナショップ「まるごと高知」に併設するレストラン「TOSA DINING おきゃく」でアルバイトとして働きはじめました。ホールスタッフとして接客をする中で、日本酒のおすすめを聞かれれば高木酒造のお酒をすすめたり、時間があるときには自身が酒蔵の六代目であることを伝えてコミュニケーションを取ったりしていました。大学では酒造りの知識を学び、アルバイト先ではお客様の反応をダイレクトに感じるという二つの経験から、徐々に実家の酒蔵が価値あるものだと実感し、酒蔵を継ぐという覚悟が固まっていきました。

130年の歴史ある酒蔵、高木酒造。生まれた時から当たり前にある存在であったために、10代の一歩さんにとってはその価値に気づくことは難しかったそうです。その後、大学時代や卒業後に就職した酒販店で経験を積むことで、「高木酒造の作る日本酒は美味しい」という揺るぎない確信へと変わっていきました。

高知の魅力をお酒で表現する高木酒造

高木酒造は、自分たちの造る日本酒を「土佐体感地酒」と表現しています。土佐を体感する地酒とはどのようなものなのでしょうか。

一歩さん:日本酒の原料となる米、水、そして酵母に至るまで、すべて高知産のものを使用しています。そして味わいは食事のおいしさを引き立てる淡麗辛口。さらに高知県人が大好きなお酒を囲んだ食卓やそこで生まれるご縁や繋がりまでを包摂できる存在として、「土佐体感地酒」という言葉を考えました。高知の魅力を込め、高知の食文化に寄り添う酒として楽しんでいただければという思いがこもっています。

こうした高木酒造さんの思いは、私たちTOSACOが考える「Brew happiness」という考え方にも通じます。お酒のある食卓から生まれる幸せの輪。そのお酒が高知の産品を使って造られたお酒なら、さらに幸せ度数が高まるのでは…
改めて、同じ思いを持った高木酒造さんとのコラボレーションが実現したことを嬉しく感じました。

後編では、今回誕生した「酒粕ヘイジー」の味わいやこだわったポイント、高木酒造さんのある香南市赤岡町の魅力についてもご紹介します。

※2024.5.30現在、阪神百貨店(うめだ本店のみ)にて販売中です!
(在庫状況については店舗へお問い合わせください)
※TOSACO TAP STANDでは6/13~から復活する予定です^^

💡高木酒造さん公式ホームページ



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