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ページを最適化するためのウェブ(A/B)テストについて

こんにちは、CAMPFIREコミュニティの島岡です。

最近朝の散歩が日課になっていまして、時々橋の下でトランペットを練習している青年を見かけます。ある日僕はバイオリンを持ってその橋の下に行き突然セッションがはじまる、そんな日常を送ってみたいと割と真剣に思っています。

CAMPFIREコミュニティのウェブテストについて

本日は新機能のリリースや告知ではなく、CAMPFIREコミュニティの開発について少し触れていきたいと思います。

CAMPFIREコミュニティは2016年にリリース後、徐々に成長を重ね、現在では月に約100万PVを超える比較的アクセスの多いWebサービスと成長しています(CAMPFIREのクラウドファンディングは含まず)。

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そんなCAMPFIREコミュニティではオーナー&支援者への操作性の向上やユーザーエクスペリエンスなどを考え日々改善を進めています。

ウェブテストについて

こちらはCAMPFIRE内の各サービスによって異なりますが、CAMPFIREコミュニティではGoogle オプティマイズ を使ったA/Bテストをよく利用しています。

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https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/optimize/

「ここの見出しはもっと大きくした方がより見やすいかな」「ここのボタンの色を変えてみようかな」「この部分は本当に皆に使われている?」「この表示はいるのか」など様々な改善のプランを練り、A/Bテストを実施しています。

Google オプティマイズを採用している大きな理由は、機能がとてもシンプルで非エンジニアでも比較的容易にウェブテストを行うことができるからです。

A/Bテストを行う際に実装等で都度エンジニアの手を煩わせてしまうと、本来目標としている開発のスケジュールにズレが出てくる可能性があります。そのため、小さなA/Bテストについてはデザイナーや僕などでも簡単に設定できるGoogle オプティマイズを多用しています。

A/Bテストの目的について

主な目的は以下の2つとなります。

1.目標(コンバージョン)に対しての数値の改善を図る
目標はその施策によって様々ですが、ボタンのクリック率を目標としたり、見出しの文章を一部変更した際のページ遷移率やユーザーの動き、申し込み件数の推移などを数値目標とすることが多いです。

2.ページ内の各パーツの使用頻度の確認や表示すべきコンテンツの確認
こちらは本来のA/Bテストの趣旨とは少し異なってくるかと思うのですが、各ページの改修時にその各パーツ&表示している内容が本当にユーザーのためになっているのか?という確認のもと、その部分に対してテストを行います。

具体的な例を挙げると、こんなことを細かくチェックしています。

・各ページに置かれているこのボタンは本当に利用されているか
・利用頻度が少ないようであれば他の場所に移動させ、それよりも優先度の高いものを再配置した方が良いのではないか
・表示している内容は本当に必要な情報か
・見られていない場合は表示しなくてもよい情報ではないか

これらのデータをもとに大幅な改修時に各コンテンツのレイアウトを検討します。

実際のA/Bテストの運用について

細かい説明は省略しますが、より正確な数字を計測するためにある程度の目標値(コンバージョン)が取得できるインパクトの大きな部分を対象にすることが多いです。
※インパクトの少ないページだと時期や突発的な影響を受けて数字の整合性が取りづらくなるため

またインパクトの大きなページで少しでも良い効果を出せればそれがサイト全体(サービス全体)に影響する範囲も大きくなるため、より効果的だと考えています。

A/Bテストの難しいところ

A/Bテストの一番難しいところは、どの部分をどう修正するかを考えることに尽きると思います。
目標を決め(ページビューを増やすのか、ボタンのクリック率を増やすのかなど)、その施策を考えれば考えるほど実施したい内容が山程出てきてしまいます。

施策数が膨大になってしまったり、この部分の変更は絶対に効果があるはずだ!と自分では思っていても、テストを実施しても大きな反応は得られなかったりと、自分の思い込みと数字が必ずしも一致しないところが一番難しい…。
作業できる時間はもちろん有限なので無限にテストを実施するわけにもいきません。ある程度目的を定め、効率よくテストを実施する方向を定めていくことが大切です。

全てのテストで良い効果が得られるわけではない

折角実施したテストなのでもちろん良い効果が出てほしいものですが、必ず良い結果が出るとも限りません。

最初の方はへこんだりもしましたが、今はうまくいった場合は新しい発見を得たと思い、仮にうまくいかなくてもこの部分はあまり影響を及ぼさないことが新たに分かったとプラスに考え、絶えず前に進んでいこうと思っています。

チームのみんなは常にサービスを良くしていこうと思っている

ウェブテストの目的は操作性の向上やページの最適化など様々ですが、コミュニティチームはみんなが常に良いサービスにしていこうと思い日々試行錯誤を重ねています。

みなさんに支持されるサービスを目指して日々努力して参りますので引き続き CAMPFIRE コミュニティをどうぞ宜しくお願いいたします。

なお、実は今回実際に実施したA/Bテストの内容などを開発者目線でご紹介できればと思っていたのですが、思いの外長文になってしまいましたのでまた後日まとめさせて頂ければと思います。

文/島岡

<追伸>
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