オンラインコミュニティを成功させる方法 〜AROAS(アロアス)の法則〜
みなさま初めまして、CAMPFIREコミュニティのtoshiと申します。
この記事は「オンラインコミュニティ成功の書」として、どうやってオンラインコミュニティを成功させるか、その方法についてまとめます。
この記事で最も伝えたいこと、それは「コミュニティを開設したら自然にメンバーが増えていくわけではない」ということです。
開設前に勝負の8割は決まっているイメージです。
序章1:[コミュニティに入会してもらう法則]を理解しよう
まず初めに一番重要なこととして、コミュニティに入会してもらう法則について説明します。
コミュニティ活動を拡大させるAROAS(アロアス)の法則について:
この①→⑤は順番に流れていきます。原則スキップすることはできません。
なぜこれが重要かというと、
コミュニティのページを作成するとは、③Offer の一部分に過ぎないということを知っていただきたいためです。
つまり③の一部分である[ページ]を作っても、①Attention と②Relationship がなければもちろん ④Action や⑤Share につながることはありません。
①と②は作れていますか?作れていないのであればどうやって作ればいいのでしょうか。
それらを含めてコミュニティ運営について網羅的に解説しているのがこの秘伝の書です。
①〜⑤それぞれでやるべきことがあります。
でもその前に整理すべき事項があります。そこから説明をしていきます。
序章2:コミュニティで何をするのかを明確にしよう
目的の整理 〜2つの軸で何をしたいのか考えよう〜
急に言われても明確に回答できないかもしれません。そんな時のために、整理するためのヒントを下記に記します。
■整理するために、具体的に何をすればいいの?
まずは類似コミュニティの分析をしましょう。
CAMPFIREコミュニティには3,000以上のコミュニティがあります。
数万人集めているコミュニティもあれば、0人のコミュニティもあります。
もちろんご自身で探すこともできますが、数千ものコミュニティを普段からみている弊社サポート担当に聞くと深い洞察やヒントを得られることがあります。
類似コミュニティを見つけたらどれくらいの金額の商品(特典)にどれくらいの人が集まるのかの目星がつきます。
コミュニティを見つけた後にいくつかの分析をお願いしたいと思っています。
分析すること①コミュニティの4タイプのうちどれか
オンラインコミュニティは概ね、4つのタイプに分かれます。
①〜④のタイプによって特典金額の相場は決まっています。メンバー側の気持ちになればこの相場感に違和感がないことがわかると思います。
冒頭にも書きましたが、もし3,000円以上頂くのであれば、対価の価値としては「レッスン・レクチャー型」にすると違和感がないです。
この4タイプうち、類似コミュニティがどのタイプを採用しているかを確認しましょう。
そして成功事例としては①ファンクラブ型と③レッスン型が多いです。
(もちろん②仲間作り④定期配送にも成功事例はあります)
分析②なぜそのコミュニティに人は入っているのか
入っている人は、どんな人であり、何を求めて(どんな悩みを解決したくて)入っているか を言語化できますか?
わからなければそのコミュニティに一度入ってみる。大体自己紹介をしている場所があるはずなので、そこで眺めてみましょう。
分析③集客施策として何を行っているか
そのコミュニティはどのように集客しているのかを確認し、似た方向性の投稿を続けることでメンバー候補を集めていきましょう。
SNSごとにアプローチ方法や投稿内容が異なる場合もあります。詳しく相談されたい方は弊社サポートまでご相談ください。
しばらく運用を続けた後、SNSのコメント数を見ながら、AROASの法則②の『Relationship』をできるだけ増やしていきましょう。ここが全てと言っても過言ではないほどに大切です。
分析した後にすること
改めて、
・自分はどの型でコミュニティを作ろうとしているのか
・どんな人の悩みを解決するコミュニティを作ろうとしているのか
を整理しましょう。
そして、「メンバーになってくれる方が自分のコミュニティに入る理由」を明確に理解しておきましょう。
ここまでで「コミュニティの目的」が整理できたら、「目標金額」についても考えておきましょう。
■目標金額
目標金額を決める上で最も大切なことは、
お金を集めることが目的なのか(それを活動資金の一部にしたい)、そうでないのか(仲間を集めることが目的など)を決めることです。
もしお金を集めることが目的であれば、どれくらい集めたいのか(運営を続けられる最低金額をいくらとするか)を定義する必要があります。
前編:①〜③の最適化編
ここまでイメージができたら、やっと本題に入っていきます。
①と②の最適化 〜0人コミュニティにしないために〜
■①②をどれくらい頑張ればいいの?
冒頭にもお伝えした通り、①②を行なわずにいきなり③のコミュニティを開設すると0円コミュニティとなってしまう可能性が高いです。このことを再確認しておきましょう。
■具体的に何をすればいいの?
ここで序章2で行った「コミュニティ分析」が活きてきます。類似コミュニティはどんな情報を参加者に提供しているかを確認しましょう。
全く同じ内容をシェアするのは著作権としてもマナーとしてもNGですが、同じような内容やそこから学んだことをシェアして投稿を積み上げていきましょう。
投稿したら振り返りをして、どのような投稿が刺さっているのか、フォロワーが増えるのか、自分の中でノウハウをためていきましょう。
✅①と②の達成度を測るためのチェックポイント✅
(1) 事前にSNSに「コメントください」と投稿した時のコメント数がどれくらいくるか。そのコメントをくれた件数が現在時点でのメンバーの上限に近い数値と考えてみてください。
(2) Instagram・Twitterの平均いいね数。この数値よりも多くメンバーが入ることはありません。このうちの0%~30%が入ってくれるイメージです。
(3) その他の目安として、「月10万円集めるコミュニティ」はyoutubeで言うと「1万回再生以上の動画を持っている」ことがほとんどです。
この(1)or(2)の数値を③開設前にどこまで増やせるかがポイントになります。
③オファーの準備をする
②の準備が大方整ったら、③のオファーに進みましょう。
オファーではCAMPFIREコミュニティのページで行う方法と、別途ページ(LPと呼びます)を作って集客を行う方法があります。
コミュニティページでは伝えにくい、画像や表現方法がある場合は、LPを使うことも考えられますが、コミュニティページでも問題なく行うことができます。
LPはペライチというサービスを使っているコミュニティが見受けられます。
コミュニティのページを作成する
コミュニティのページは大きく①本文②特典③その他 で構成されています。
①本文
文章だけではなく、画像で視覚的に伝わる工夫をしましょう
オーナーさんの顔写真を入れましょう
類似コミュニティでの表現方法が参考になると思います。
入る側の立場になった時にどういうページであると魅力を感じるかという視点でポイントを整理しましょう。
✅ポイント:始めようと思った理由、これまでの経緯。将来どうなりたいか、コミュニティをどうしていきたいかを説明する。
メンバーが「得たいものを得られる」と感じることのできる文章が入っているかを確認しましょう。
②特典
特典を誰のために何をするのかの観点で複数設定。1-3つがベストです。
特典には画像をつけてください。
(画像をつけていないコミュニティの支援がある率が30%、つけていると60%の支援率、くらいの印象です)
金額の決め方は、
人に聞くか、
自分が入る側だったら妥当か、
それを払う価値を感じる人がいるか、
かつての自分だったらその金額を使って入るか など
できるだけ客観的に判断してください。
どんな人に特典を提供したいかの分析がここで活きてきます。
分析後に行った整理がヒントになります。
入ってもらうために、「初月無料」というものを設定できます。これは名前の通り、初月のみ無料でコミュニティに参加できるものです。
まずはお試し入会をしてもらい、参加のハードルを下げることも大切です。
(レクチャー系など、入ることで全ての情報にアクセスできるコミュニティや、ちゃんとお金を払って入会してほしいコミュニティには設定不要です)
③その他
・タイトル
メンバー候補が入りたくなるキーワードを入れましょう。
30文字前後で伝えたいことを伝えましょう。
・プロフィール
画像を設定する。100文字は書く。SNSとの連携も忘れずに行いましょう。
参加率について
参加率を「CVR(コンバージョンレート)」と表現します。
これは、「ページに来てくれた人のうち、どれくらいの人がメンバーになっているか?」を表したもので、数値が大きければ大きいほど上手にメンバー参加を促せているコミュニティページになります。
つまりこのCVRでコミュニティページの質を測ることができます。
CVRは大体1.5%が全体の相場です。つまり100PVあれば、1.5人がメンバーになってくれるという割合です。
これは100人サイトに訪れてもらえれば、1〜2名がメンバーになってくれるかも?という数値感です。
逆算すると、たとえば150名集めたいのであれば、10,000PVが必要です。
※数値感など「よく分からないから一度相談してみたい」と思われましたら、CAMPFIREコミュニティ チャットサポートまでご連絡ください。
長くなってきたので、前編はここまでにします。
次回中編では④⑤の最適化、「いかに参加アクションをしてもらい、それを拡大していくか?」について徹底解説していきます。