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M2搭載MacBook Proに目くじら立てても仕方ない。

 昨日書いた記事で、つい先日発表されたAirとProの位置付けを私なりに簡単に説明しました。

 昨日の記事を元に追加説明すると、

  • 今後の製品ラインナップとして、ディスプレイサイズをもとにまずは製品ラインナップが棲み分けられており、13インチを担当するのがMacBook Air、14、16インチを担当するのがMacBook Proである。

  • Airは今まで通り、筐体の薄さを追求するためファンレスであり続けるため、重たい処理をしない一般消費者向けのモデルとなる。

  • Proは画像処理、映像処理等々で重たい処理を行うプロ向けのモデルであり、ファンを搭載し、熱効率を上げる。

  • M2を搭載したAirのモデルの登場でやっと筐体のデザインをノッチ有りの14、16インチモデルのMacBook Proと統一感を出せるようになった。

  • M2を搭載したモデルがAirだけであると製品バランスが悪いため、旧M1 MacBook Pro 13インチモデルにM2を載せ替えただけのモデルを出すことでバランスが悪くならないようにした(14、16インチのM1 Proは去年後半に出たばかりでありライフサイクル上、今すぐには出せないため)。

  • 今回のM2 MacBook Pro 13インチモデルは、アップルが積極的に出したいと思って出したモデルではないため、ホームページのトップでの扱いでも一番最後に掲載されている。

  • これから、13インチモデルを購入したいと思っており、何の縛りもない一般消費者であれば、明らかにM1 MacBook AirかM2 MacBook Airを購入すべきで、M2 MacBook Proは避けるべきである。

  • 14、16インチMacBook Proがリニューアルされるのは、ライフサイクルから見てもおそらく後1年程度はかかるだろうと推測する。その際は、当然M2ではなく、次の新しいチップが搭載されるのではないだろうか(もし今年の後半に出せるのであれば、中途半端な位置付けのPro 13インチモデルを今回あえて出す必要はなかったはず)。

  • 13インチ M2 Airのリニューアル時、もしくは14、16インチProのリニューアル時に13インチM2 MacBook Proがディスコンとなれば、アップルが本来目指したかったディスプレイサイズ視点での製品ラインナップが正常化する(もちろんディスプレイサイズだけではなく、ファン有無等々では区分けされるが、同じ13インチでAirかProかを迷う必要は今後はない)。

 したがって、今回M2を搭載したMacBook Pro 13インチモデルは基本的にアップルを長年取り上げているメディアからはスルーされており(多分、製品の位置付けが正しく理解できているからだと思っています)、同時期に発表されたAirと比べて見劣りするからといって目くじらを立てる必要のない製品のはずでした。

 たまたま見たブログで、PVを稼ぐ理由からだけだと思いたいのですが、目くじら立ててしまっています。本当に理解していないまま、記事を書いてしまっているのであれば、他の製品の位置付けも含めて理解してから書いて欲しかったなという気持ちです。

 その消極的な塊のような新製品であるM2搭載のMacBook Pro 13インチモデルを買うか買わないかと悩んでいる私がここにいます。まだ結論出ず。やはり来月までは悩みそうです。

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