【句集紹介】白熱灯 東國人句集を読んで
・紹介
房州オンライン句会にもご参加いただいている、東國人先生がこの度第一句集『白熱灯』を上梓されました。ご恵贈いただき誠にありがとうございました。
滅多なことをいうとお叱りを受けてしまうかもしれませんが、先生の俳句は限りなくロックに近いものだと小生は考えています。そもそも俳句自体が17音のみで詩性を表そうとする、かなり尖った表現手法であります。故に俳人は句を作る時、間延びする言葉を嫌う傾向にあります。「~です」とか言葉自体に奥行きや、余情がないと言葉は言葉の無駄遣いと感じてしまうのです。
しかし先生の俳句は、そういった言葉を恐れずに、というより自然に17音の中に取り入れます。それでいて、俳句らしい奥行きや詩性が保たれ、むしろオリジナルな世界観が表現されているのだから不思議です。そんな先生の句を小生も詠めたらと思い、俳句に励んでいます。
本書の帯の言葉が小生が先生の句柄について感じていたことを端的に、情熱的に示されていました。とてもかっこよかったので記しておきます。是非本書を手に取っていただき、「東國人」ワールドを感じてもらえればと思います。
東國人先生にご参加いただいている、房州オンライン句会についても紹介させてください。毎月のんびりとしたペースで催している、完全文字ベースのオンライン句会です。登録だけしてもらえたら、参加も自由です。気になった方はお気軽にご連絡ください。
・厳選10句
・作者略歴
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