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カメラいいなー、からはじまった本格カメラへの道

iPhone12シリーズとデジカメを(理解が足りないながらも)比較したおして購入の決意を固めていたにも関わらず、行事の相次ぐ中止の影響で、iPhone12 Pro Maxの写真作例がネット上に出回る頃には一気に購入意欲が引いてしまったわたし。(iPhoneは元々Sシリーズ派だったのでiPhone12Sシリーズが2021年出るというウワサの影響もありますがw)

そこで手持ちのiPhone8Plusのカメラ性能だってそこそこ優秀なんだし、と気を取り直して、良さそうなカメラアプリやiPhone用望遠レンズを探したり、LIVEフォトを意識的に使ったりシャッタースピードを上げるためにバーストモードで撮影したり、スマホカメラ用の撮影術のようなブログを片っ端から読んだりしながら今あるiPhone8Plusを活用しようと試行錯誤していました。


おかげさまでそれなりに撮れることも増えましたが、、、どこか満足できません。


一方、スマホカメラとデジカメの比較ブログを集中的に読み漁ることで、カメラ用語への心理的抵抗感がほんのちょっとだけ薄れて、あり得ないだろうけどもしもわたしがデジカメ買うなら、、、という妄想視点でネットサーフィンするようになっていました。

あり得ないだろうけど、としたのはわたしは超ガサツなタイプでカメラのような精密機器には色々苦い失敗があったからです。オトさんはそんな欠点をもちろん見越していて、GR IIIを手入れしながら、メィさんにはスマホカメラくらいがいいんだろうね、と言っていたものです。


さて、話はさらに前に遡りますが、コッコが赤ちゃんのころ「(スマホ)カメラに撮ったとたん、キラキラ感が失われてしまって、カナシイ。これって親バカなだけだったのかな?」とFacebookでぼやくと子育て世代の友人たち(男女問わず)から大いに共感されていたので、子どもの写真なんてそんなものかと思っていました。

ところが昨年、オトさんが買ったリコーのGRⅢで撮られたコッコは子ども特有のキラキラ感そのままに、なんなら子供モデルでもできるんじゃない?!(←すみません、これは親バカ発言ですw)というくらい素敵に写っていていたので、やっぱりスマホカメラではかなわないものがあるのかも・・・と思い直してもいました。

オトさんのGRⅢ購入当時のことですが、スマホカメラしか馴染みのない人間からすると「どうして望遠もできないようなコンパクトデジカメが10万円もするの??」と半分呆れていたものです。でも、キラキラ写真の威力を見せつけられるとさすがに心も揺れ動きます。

そこで当時、参考までに「もしGRⅢ以外だったらどんなデジカメがいいの?」とオトさんに聞いたら、『FUJIFILMのX100シリーズがいい』とのことだったので、

メィ:「それってズームはできるの?」

オト:「できない。GRとほぼ一緒」

メィ:「だったら(コッコの行事ごとに使えないなら)意味ないじゃん」

とその時点では『お話にもならない』モードではありましたが、それをきっかけに『どうせならGRIIIと用途が被らなくて良いカメラがFUJIFILMであるんじゃないの?』と時々(半分冷やかしで)調べていました。

なになに?FUJIFILMの最近のコンデジってズーム機能ないの?でもレンズ交換式カメラだったら望遠ができるの?、とひそかに価格ドットコムなどのFUJIFILMミラーレス一眼の製品レビューを読み進めるうち、

もしもわたしがレンズ交換式カメラを持つならX-T30とかいう機種がよさそうだな、でもオートフォーカス弱いならコッコ撮影するのはちょっと難しいかなー、その辺改善されるX-T40?とかいうのが出たら考えてみてもいいかなー?

不思議と、子どもを撮るためのミラーレス一眼だったらまずオートフォーカスが優れているというSonyでしょうし、初心者向けやコストパフォーマンスでいえばPanasonicのLUMIXやオリンパスのエントリーモデルなはずなのですが、『フィルムシミュレーション』という言葉の響きが良かったのかJPEG撮って出しで充分という気楽さなのか過去の数々の失敗がたたったのか、気になるのはFUJIFILM(の中級機)だけでありました。iPhone12シリーズ発売の具体的なウワサが出てくる前のことです。


そして、iPhone12シリーズへの購入意欲が減退した頃、FUJIFILM X-S10 の大人カッコいいWeb広告に改めて目が止まります。

え。これ手振れ補正もあるしオートフォーカスもT30と比べて改善されてそう。小型というし、かなり良さげじゃない??しかもプロモ見てると女性ユーザー向け??

とはいえ、これまで散々カメラはスマホに集約させるべきという主義の持ち主だし、かつオトさんと違って相当ガサツなわたしが本格カメラを持つなんて自分ではあり得ない選択に思っていました。


そんなある日。

GR IIIからアップしたコッコの破顔一笑写真を見ながら、「カメラいーなー」とぼやいたわたしに、オトさんが「じゃあ、カメラ買って一緒にやろうよ」と返してきました。

メィさんには無理無理、でなく、

カメラ買えば、だけでもなく、

「一緒にやろうよ」にビックリしたわたし。


メィ:「。。。わたしが?」

オト:「そう」

メィ:「カメラ買って?」

オト:「うん。メィさん、プログラミングやらホームページやら動画やら何かと勉強してみるのは好きだけど、趣味らしい趣味ってないでしょ?」

メィ:「たしかに。。。(そして大してモノになってない。。。orz←心の声)」

オト:「ホームページとか作りたいなら写真っていずれ必須だと思うし」

(「いやそこは適切な写真素材探すなりアウトソーシングするなりすればいいっちゃいいからどちらかといえば必要なのは編集技術の方なんだけど^^;」←メィの心の声w)

それに、とオトさんは続けました。


「夫婦でカメラ趣味にすることって、良いと思わない?」


夫婦でカメラを趣味にする。

なんだか素敵な響きです。


カメラ買っちゃえ買っちゃえ、と続けて煽ってくるオトさんに、わたしは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしながらあの

X-S10

のWeb広告を思い浮かべたのでありました。

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