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夫婦でカメラをはじめること

ちょっと前までのオトさんなら、わたしがカメラに関心を寄せる発言をしたとしても「やってみたいならやればいいのに?」「なんだもかんでもスマホに集約しなくてもいいんじゃない?」程度だったと思います。基本、シングルの視点といいますか、自分は自分、あなたはあなたでどうぞ、っていう感じ。

だからこそ今回の

「一緒に」

にビックリしたわたし。


直接的なきっかけはオトさんにしかわかりませんが、オトさんなりに、一足早く本格カメラ(と、言っていいですよね?GRIIIは)を始める中で、カメラを使って写真を撮るという行為の楽しさを妻のわたしとも共有したくなったのでしょうか。

あるいは、ロードバイクで走る途中に見かけた、川辺で父親が子供にカメラを教えている情景がなんかいいなと思ったんだ、と言っていたので、将来コッコとそんなふれあいをしたくて先にわたしを巻き込んでおこうとなったのかもしれません。


オトさんは次のようなことも言いました。

わたしたちは身軽な国内旅行や、美術館(美術展)、寺社仏閣巡りが昔から好きで(ちなみに初デートはブームになる前の伊藤若冲展。。。オトさんはこんなの興味ないだろうけどと思いつつチケット余ってるしダメ元で声掛けたら、わたしよりもよっぽど知っててノリノリだった記憶が笑)、ハマるとリピートするタイプです。

特に、瀬戸内国際芸術祭をきっかけに、瀬戸内海(山陽方面含む)への旅行はコッコ誕生前までほぼ季節ごとに足を伸ばしていて、旅先で出会った沢山のステキはiPhoneカメラにおさめてきました。

ちゃんとしたカメラがあったらなぁ、と旅先で見かけるカメラ女子さんやカメラを持った若い人たちを横目に少し羨ましい気持ちもありつつ、身軽な旅が一番、と2人でいるうちはちゃんとしたカメラを購入することは全く具体化しませんでした。

目が一番のファインダーなんだ、なんて強がりながら。


なのに、そんなわたしたちの主義(?)をくつがえしたコッコの存在とはすごいものです。

今、この時を残したい。この時でないと残せない。

そんな気持ちが桁違いに増えるのですから。


それでもコッコがどんどん大きくなり、少しずつ手が離れていく中でまた夫婦2人の時間が増えてきたとき。

淋しくなる反面、また夫婦水入らずで旅行なり展覧会なり神社巡りなり沢山沢山お出かけして、お気に入りの場所を何度も何度も訪れることでしょう。

その時、カメラという相棒が加わっていたら、そしてその腕がそこそこに上達してくれていたら、わたしたちの暮らしがさらに楽しくなるエッセンスとなるでしょう。

若かりし頃に撮り逃してしまった沢山のステキの片鱗だって写真を通してキャッチできるかもしれません。

例え、今みたいに外出を控えなければいけなくなっていたとしても、散歩がてら二人でスナップしてみたり、もともとの共通する興味に写真やカメラにまつわる話も加わって、おしゃべりが尽きないことでしょう。


カメラはきっと、わたしたちの好きなものをもっと深めてくれる力を持っている。


夫婦でカメラを趣味にする。

オトさんの言う通り、なんだかとても良い感じです。



そして、写真の上達におそらく必要であろう「撮る回数を重ねる」という行為は、コッコが思う存分撮らせてくれるお年頃の今が好機です。

自分自身の「コッコの今この時を残したい」というモチベーションと、コッコの「写真(被写体になるの)大好き!」のベクトルが一致するのはこの数年が山場なはず。


と、思えば、たしかに今、欲しくなります。


そこで、本当に買うかどうかは別にして、改めてXS-10についてきちんと調べ直そうと思った矢先、予想外の展開が待ち受けていました。


あれ? FUJIFILMの新しいカメラってこんなWeb広告だっけ。。。

と、いうか、何このカメラ、すごく素敵。


X-S10を探したつもりが、発売予定の新製品に、

そう、魅惑のシンプルボディ、X-E4のページに行きついてしまったのです。


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