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カメラ係の写し出す世界

誰かの記憶の中。
ゆっくりとしたリズムで静かな時間。
青く白い少し冷たい温度。
見えるのはぼんやりとしている朧気な景色。
はっきりしているのに温もりの薄い景色。
見たことあるような…。
空想なだけのような…。
眠る前のうとうとしているときの夢と現実と間のような…。

記憶という誰にでもあるけど、とても曖昧で不正確なシステムで、覚えていたことをふと忘れてしまったり、忘れていたことをふと思い出したり…。
自分だけでは制御出来ない…少し切なくて寂しい記憶の不思議な世界。


カメラ係の世界はこのようなイメージで写し出されています。
そこに固定のコンセプトである『ロマンチックでノスタルジックでドラマチックでセンチメンタルでファンタスティックなリアリティ』と展示テーマを用いて作品を作っています。
この話を聞いて、またカメラ係の作品を観てもらうと、さらに楽しめるお話でした。

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