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「解像度を上げる」とは何か?

 さてさて、最近なぜだか若者が「解像度を上げる!」という慣用句を言い出して。それを聞いて「何を言っておるのだ。後から解像度を上げても画質は良くはならんのだ。ポジは最初から解像度は上げて分解すべし!」といったアナログでクラシックなチラシックデザイナーな趣旨の文章を前回に書いたのでした。で、その後も気になって「解像度を上げる」って言葉を調べてみましたら・・・本だったのですね。本のタイトルが「解像度を上げる」。知らなんだ・・・。


 馬場隆明さんという東京大学 FoundX ディレクターの方が書いた本のようで・・・「FoundX ディレクター」って何だろう・・・その本のタイトルが「解像度を上げる」。で、サブタイトルが「曖昧な思考を明晰にする『深さ・広さ・構造・時間』の4視点と行動法」・・・ぬぬぬ・・・さしずめインテリって感じの本ですね。どうも僕が言っている印刷用語の解像度とは全く関係がないようで・・・。


 で、一応この本を読んでみようと思いまして、図書館で予約しようとしましたら(買わないんだ・・・)、すご〜い数の予約が入っていて、すぐには借りられない状態で。話題の本だったのですね。ぜんぜん知りませんでした・・・。そうか、だから若者が「解像度を上げる」って最近、言い出したのかぁ・・・ということで、手っ取り早く「解像度を上げる」という本の内容をネットで調べてみました。はてさて「解像度を上げる」とは、いったい何か? 以下引用・・・。

仕事で成果を挙げるためには、「解像度」を高めることが大きな鍵となります。一般的に、解像度が高い状態とは「顧客の状況や課題、次に行なうべき打ち手が鮮明に細かく見えている」状態を指します。


 むむむ、ビジネス書なのかな???・・・唐突に「一般的に」って言われても・・・それは一般的な「解像度が高い」ではないと思うのですが・・・さらに引用・・・。

そして、解像度は、「深さ」「広さ」「構造」「時間」という4つの視点で考えると見通しがよくなります。「深さ」の視点とは「原因や方法をこまかく具体的に掘り下げる」こと、「広さ」の視点とは「考慮する原因やアプローチの多様性を確保する」こと、「構造」の視点とは「『深さ』や『広さ』の視点で見えてきた要素を意味のあるかたちで分けて、要素間の関係性やそれぞれの相対的な重要性を把握する」こと、「時間」の視点とは、「時間による変化や因果関係、物事のプロセスや流れをとらえる」ことを意味しています。


 うぐぬぬぬ・・・よくわからない・・・神様、僕の頭をもっと良くしてください・・・とりあえずこれは、僕が思っていた印刷業界で言う「解像度を上げる」とは、ぜんぜん関係がない話みたいです・・・。念の為さらに引用・・・。

近年、ビジネスシーンで「解像度」という言葉がよく使われるようになってきました。ただ、多くの人が「こんな感じだろう」といったイメージだけで使っているようで、それこそ「解像度という言葉に対する解像度が低い」といった状況にあるようにも感じます。


 「解像度という言葉に対する解像度が低い」っていうのは・・・つまり・・・「松の木ばかりがまつじゃない」ってことですかね? あなた待つのもまつのうち。違うんだろうな・・・僕の解像度が低くてわかりません・・・。

 が、とりあえず、僕にわかりましたのは、「解像度を上げる」とは本のタイトルであったということ。それから、ビジネス用語としての「解像度を上げる」だった・・・印刷用語ではなかった・・・けれど、僕は言いたい。それは「解像度を上げるではない!」と。それは「目から入れて鼻に抜け!」ってことじゃないかなぁ・・・それか「そつなく!」とか・・・。若者よ、そつなく生きろ! ・・・というわけでございまして、ちょうど時間となりました〜♪ ってことで、本日はここまで! 次回を刮目相待!!

 


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