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コロナ禍における留学:大学院生の一日

海外留学したはいいが、コロナ禍で全面オンライン授業となる中、一体毎日どう過ごしてるのだろうか??と気になる方もいるかもしれないので、私の1日をご紹介します。

0730 宇多田ヒカル「Play A Love Song」で目覚める。

0800 朝食を食べながら、iPadで新聞(Financial Timesと日経)を読む。

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(画像:朝食はサンドイッチを「自炊」)

0900 前日の授業の復習や修論のための下調べなど。日によってはクラスと呼ばれる、博士課程の学生が主導する双方向型の授業がある。集中力が切れた際にはSNSを確認。  

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(画像:講義を聞いている際はiPadでメモをしつつ、終わったら紙にまとめる派)

1300 食堂で友人と昼食。食堂のご飯は昼・夜だいたい550円程度で済む。メニューはインターナショナル(日本食が出たことはないけど)を基本としつつ、金曜日は魚料理(フィッシュ・フライデー)、日曜日はローストチキン(サンデー・ロースト)といった英国の食文化を取り入れる。なぜか土曜日はジャンキーで、昼はメープルシロップ漬けのワッフルにフライドチキンという謎のコラボを実現させた「チキン・ワッフル」、夜はピザと決まっている・・・

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(画像;悪名高いチキン・ワッフル。コロナ禍では、残念な紙の容器に盛られる)

1400 日本にいる彼女と電話

1500 天気がいい日は散歩や買い出し。外に出て、そういえばここはケンブリッジだったな〜と気付く。

1600 Panoptoと呼ばれるサービスを使ったオンライン講義。基本的には教授から学生に向けた一方通行型の講義形式(Zoomを使う教授もいる)。質問がある際はチャット機能を使う。今学期は講義が週3回(各2時間)、クラスが2回で比較的時間に余裕があった。

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(画像:授業風景。講義資料は念のため非公開とさせていただいたが、通常は黒塗りの部分に講義資料が出てくる。ご覧の通り、学生の顔は出てこない)

1800 講義の内容を紙にまとめる。息抜きでSNSを確認したりブログを執筆。

1900 食堂で友人と夕食。講義の愚痴を言い合ったりする。

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(画像:誕生日にキモ可愛い芋虫型のケーキをもらった。挑発的な顔面は分厚いチョコでできていて、なかなか食べられない)

2000 午後にあった授業の参考文献を読んだり、復習用のメモを作成する。

2200 シャワーに入る前に筋トレ。帰国前にシックスパックを手に入れたい。。。

2300 シャワー(風呂はない)あがりに読書をしたり、ブログを書いたりしてダラダラ過ごす。

2400 就寝

以上!ほぼ毎日これの繰り返し。ロックダウン中は、散歩や運動以外での外出は基本的に禁止なため、部屋に籠っていることが多い(執筆時もロックダウン中)。土日は息抜きとして勉強と関係がない読書、カヤックや友人とご飯を食べたりする。

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(画像:St Johns あたりの風景)

どうでしょうか?勉強をする上では不自由のない環境といえる。オンラインの方が自分のスケジュールに合わせて柔軟に講義を聞くことができるほか、録画された講義は1.5倍速で再生することができるので効率が良い。

ただ、オンライン授業で最も残念なことは、同じ学科の生徒とほとんど知り合えなかったこと。なぜなら、学友との何気ない会話で生まれる知的な刺激こそが、大学の真価であるように思う。ケンブリッジはこの点、カレッジという共同空間があることで友達が作りやすく、比較的恵まれた環境であったと思う。それでも、同じ経済学科で知り合えたのは5人程度で、ケンブリッジのフルポテンシャルを味わえなかったのは正直心残りである。

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