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趣味Jリーグ観戦はおすすめ(素人の目線)


はじめに(千葉VS岡山の試合を観戦した)


 前回のブログ記事でJリーグ観戦にハマっている、という内容を書いた。正直ほっとんど目を向けられないような内容かと思っていたので、多くの方からのイイネにはびっくり。読んでくださった方々、ありがとうございます!いつかアイスタで会いましょう(適当)!

 現地観戦は控えるみたいなことを書いたのだが、実は先週、現地観戦をしてしまった。清水エスパルスの試合ではなく、地元のクラブであるジェフユナイテッド市原・千葉とファジアーノ岡山FCの試合だ。エスパルスの試合を観戦したいが、さすがに現地は遠いしお金もない。しかし、現地観戦の臨場感は体験したい。それなら必ずしもエスパルスの試合を見なくてもいいやと判断し、地元クラブの試合を観に行った。

 実際観戦したらたちまち会場のお祭り感覚や、みんなで同じクラブを応援する一体感などが大変心地よかった。特に後ろの座席に座っていた子連れのご家族(特に小学低学年くらいの子供二人)の応援に癒やされ、ジェフに対しても感情移入するようになった。さすがに自分のアイデンティティーは地元よりも実質的な故郷である清水に分があるが、エスパルスの試合と被らなければ、また観戦に行きたい。

Jリーグ観戦が楽しい3つの理由

 さて、まだまだJリーグ観戦初心者の僕だが、そんな状況だからこそ見えるJリーグ観戦の魅力、あるいは気になる点などを伝えたい。まずはJリーグ観戦(中継含む)の魅力は3点ある。

試合そのものが白熱し、熱中できる

 そもそも、サッカーの試合は面白い。細かいルールはあれど、基本的にはゴールにボールを入れれば点を取れるという単純な試合だ。敷居が低く見やすい上に、選手やグループの熱量や技術の高さに毎度惚れ込んで、思わず胸が熱くなる。
 試合の時間も45分✕2と絶妙に飽きない配分なのがありがたい。攻守もあっという間に変わるので中々目が離せない。
 何より、サッカーの大きな特徴は一点の重みではないだろうか。バスケットボール等と違い、サッカーは試合中に中々ゴールが決まらなく、下手すると試合中一回もゴールが決まらない試合もある。
 その分、ゴールが決まった時の喜びは格別だ。現地観戦した時は思わず見ず知らずのサポーター同士ハイタッチし、みんなで大騒ぎする。覚えたてのチャントを一生懸命歌って気持ちよくなる。その瞬間が楽しみで何度も試合観戦にのぞむのだ。 
 なお、サッカーの細かいルールや戦略を知ろうとするとさらに面白い。オフサイドやファールの範囲など細かいルールがあり、そうしたルールを知ると、クラブは細かく決められたルールの中で戦略を練り、試合にのぞんでいることがわかってくる。
 さらに各選手のポジションやフォーメーション(陣形)などから、クラブがどのような戦略、戦術で試合を動かそうとしているのか、またはクラブの傾向などを知るようになるとなお試合が面白くなってくる。
 もちろん僕は素人なので、まだまだルールも戦略も勉強中でわからないことが多いが、その勉強する時間もサッカーの奥深い世界を知ることができ、どんどん沼にハマっていくのだ。

週末がわくわくする

 サッカーの試合はだいたい毎週末に開催される。試合が始まるまでの一週間は、今度の試合はどうなるだろう、どんな選手が出てくるだろうとか、色々妄想するのが楽しい。
 クラブの公式アカウントで、X(旧Twitter)やYouTubeを介して監督や選手が今のコンディションであったり、試合に向けた訓練や戦術などを話していたりする。専門用語は良くわからないなりに、試合前に自分もクラブを応援するのだという心構えができる。この感覚が今までになかった高揚感だ。
 ついでにいうと、Jリーグはリーグ開始が2月から始まり、11月頃に終了する。試合数はJ1かJ2,J3で異なるが、だいたい38試合から42試合ほどある。個人的にはこの試合回数がちょうどいい(欲をいえばもう少し少なくてもいい)。例えば野球は平日も含め週5回ほどあるようだが、平日の試合など、普通の社会人は忙しくて中々参加は難しいだろう。正直野球は多すぎて試合を追っていくのが難しい。

地元愛が深まる

 地域への愛着、これが個人的にスポーツ観戦をする醍醐味だと思っている。そもそも僕がスポーツ観戦に興味を持った理由の1つは、Bリーグの千葉ジェッツを応援している友人の影響だ。ジェッツを応援しはじめてから友人は活き活きとしはじめた。何気なくジェッツの観戦理由を聞いたら、「ブースター(バスケのファンのこと)と試合のことを語りながら、自然と地元への想いが熱くなること」みたいなことを言っていた。
 時代が進むほどに暮らしが個人化していくのが現代社会だが、スポーツは地域をつなげ、地域を振り返るきっかけにもなる。僕でいえば地元ではないのだが、静岡・清水という街は父親の故郷であり、親戚が今も暮らしている、昔から愛着のある場所だ。
 サッカー観戦をはじめてからなおさら清水という街への愛着が深まり、この街のポテンシャルや魅力がもっと花開いてほしい、何か自分も清水と関われたらと考えるようになった。
 自分に好きな街がある、というのは新たな自信につながるし、サッカーをきっかけに多くの人が応援している地域の愛情が深まることは、人との繋がりを強くする力になると思う。

Jリーグ観戦を続けていく上で気をつけたいこと3つ

 Jリーグ観戦をしはじめて本当に良かったし、おすすめしたい趣味だが、気をつけたい点や、Jリーグの文化で気になる点もある。それらを3点ほど挙げていきたい。

ハマりすぎて他のことに手がつかない

 今の自分がこれ(汗)正直サッカー観戦は楽器などと比べたら敷居が低いが、自分がどういうスタンスで観戦するかを意識しないと、たちまちのめり込んで他のことに手がつかなくなる。
 そもそも勝負事は一度熱中してしまうと、他のことに目がいかなくなりがちだ。博打などはいい例である。
 一度試合に勝利するとまたこの勝利を味わいたいし、逆に試合に負けてしまうと悔しい思いを払拭するために、次に勝ってほしいという思いがいっぱいうで、また試合を見てしまう。
 勝負が気になるのが試合当日だけならまだいいが、試合のない日までサッカーのことを考えてしまうのは考えものだ。僕個人はちょうど仕事を辞めて自由な時間が増えたためか、勉強に集中できないとSNSでサッカー関連の情報を追いかけてしまうという、良くない傾向がある。
 サッカーについては勝とうが負けようが、気にするのは試合当日だけ、これを心に刻みたい。

現地観戦などし始めたら時間、お金の消費が大きい

 先ほどJリーグの試合は年間40試合前後あると書いたが、クラブに愛着がわくと、サポーターなら現地観戦したくなる。応援しているクラブが近場にあるならともかく、僕のような遠方になるとチケット代に加えて移動費、宿泊費、もちろん時間の消費も多くなる。 
 さらに、現地観戦する際の会場はいつも同じではない。日程の半分は相手クラブのホームグラウンドでおこなわれるため、毎回観戦しようと思ったら月に2,3回は全国津々浦々のスタジアムにいかないといけない。
 これは観戦初心者は相当つらい。毎週旅行ができるような時間、気力、お金のある人など限られる。でも、中継を見ていると相手クラブ(AWAY)の試合でもそれなりにサポーターが応援しているのがわかる。応援がクラブの覇気につながることを考えれば、熱心なサポーターほど遠征は大事なイベントになってくるだろう。
 つくづく、毎月何度も遠征まで行ってるサポーターには頭が下がる一方、ここまでくるとサッカー観戦に人生を捧げてしまっているようで、ちょっと人生もったいないのではとも思えなくもない。人生の価値観なんて人それぞれだから、なにか言えたものでもないが。
 僕に関しては、エスパルスについては年に一回くらいは試合を観に行きたいとは思っているが、収入もない現状のため、当面はDAZNの配信サービスを最大限活用することになると思う。あんまり歯止めがなくなるのは控えたい。
 余談として、クラブへの愛着が深まるとサポーターグッズにも手を出したくなる。これも基本的に高い。特にユニフォームなどはペロペロの化繊のくせに1〜2万円もする。しかもユニフォームは毎年どこのクラブもシーズンごとに刷新するし、なんなら夏季限定ユニフォームなるものも毎年出してくるのだ。せこい商売してる。いずれ買いたいけど毎年は無理。

他チーム、サポーターへの敬意

 サッカー観戦をはじめて気になったことだが、時々サポーターが自クラブや他クラブ、他サポーターと揉め事になることがある。サッカー観戦は良くも悪くも白熱する。その中で、一部のサポーターが暴動をおこしトラブルになるなど、一般社会で見られない問題が起こる。

 残念ながら、自分の応援しているクラブでもそのようなことは起こっている。静岡ダービーと呼ばれる、ライバルチームであるジュビロ磐田との試合は盛り上がるとも言えるが、端から見ると殺伐とした印象もある。ライバルがいることは素晴らしいが、相手を見下すような応援を是とする文化はいただけない。
 これはサッカーという競技そのものの特徴もあるだろう。先述したとおり、サッカーはゴールが中々決まりにくく、一点の価値が大きい。ゴールが決まれば喜びも桁違いだが、逆にゴールをいれられる、試合に負けたときの悔しさもとても大きい。
 負けたときはさっさと気持ちを切り替えるのが筋だが、試合中や試合後の落ち着かない気分の中で人が集まると、ちょっとした相手の態度に激怒してしまったりと、冷静でいられなくなる。
 勝敗にばかり気を取られて、相手への敬意を忘れないようにしたい。これは何より自分自身に言い聞かせたい。

まとめ

 長々と書いてきた。ルールも戦術もド素人の僕が、自分なりに趣味としてのサッカーを綴ってきたが、いかがだったろうか。今は一緒に観戦する仲間がいない状況だが、いずれサポーター仲間が増えれば、エスパルスの現地観戦をしてみたいものだ。
 ちなみに現時点(6月5日現在)では、ちょうど2024年度一シーズンの前半折り返し時点というところだ。今のところエスパルスは首位を維持しているものの、ここ何試合かで負けてしまうこともある。相手チームもエスパルスの動きや戦術の対策をして、試合に望んでいるのだろう。まだまだ先がどうなるかわからないが、うまく乗り越えて優勝してくれると嬉しい。

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