共感はしなくても理解はするって大事だよねって話
今日も変わらず不平不満を口にしている皆さん、お元気ですか?
僕は日々を機械的に生きている気がして少しだけ萎えてます。
ドラマチックなストーリーもないし、少年漫画の主人公のような激動の人生も送ってません。
いきたいよ、窓辺に座って何かを憂いているような目で花沢類のように。
言ってみたいよ、勝てる勝てないじゃなく、ここで俺は、お前に立ち向かわなくちゃいけないんだ!ってホンモノのヒーロー像を待っている無免ライダーのように。
無機質。あまりに無機質。
恵まれて幸せな人生送ってるはずなのに。
勝手に何か物足りなくなってる。
そんな意味もなく勝手に空いている穴を埋めてくれるのは「どしたん話聞こか?」してくれるやつじゃないんです。
バカみてえな歌詞をバカみてえな声でバカみてえな音に乗せて歌うあいつらなんです。
なりたい夢があって、それに実力や努力が伴わなくてふとした時にシケモクのような気持ちになってしまうとどうしても聴きたくなる声がある。
別に共感なんてしてくれなくて良い。
ただ、そういう人間もいるんだよな、いても良いよな、って理解してくれるだけで良い。
冷たいように見えるかもしれないけど、無理に共感しようとして共感できないからって攻撃されるよりそっかー、俺には共感できねえやって諦めに似た悟りの方がいいに決まってる。
共感しようとしてくれてるのは嬉しいんだけどね、でも共感してくれるかなって意味もなく期待させられて、共感されなくてその上「お前それは間違ってるよ」みたいなスタンスで来られるのは辛いもんな。間違ってないからって声を大にして言えるような人間じゃねえもんな。
そんな面倒くせえ人間味のない人間による分かってくれてるって勝手に思いを馳せてる曲たちを勝手に言っていきます。
トップバッターはBUMPの「ラフメイカー」
マジでこの曲聴いた時の衝撃は今でも覚えてる。
BUMPとの出会いはありきたりな「天体観測」からで、俺の大好きなカルピスのCMの「宝石になった日」でグッと引き込まれて「ラフメイカー」でノックアウト。
なんか、可笑しいんだよな、ずっと。
ラフメイカーっていう周りの空気も読まねえ、読めねえ、なんならお呼びでねえ存在がズカズカと入り込んで笑わせに来たとか言ってんのに勝手に泣きじゃくって、こっちが慰めることになるし。
何より、ラストのとこよ。
なんか、馬鹿馬鹿しくなって心というドアを開こうと思った瞬間に裏切られる。辛い。
思わず、「えっ?」ってなった。
マジ?ずっとお調子者じゃねえのこいつって。
からのこれよ。
わざわざ鉄パイプ持ち出してまで窓割って無理くり開けてきて、めっちゃ泣いてんのに「アンタに笑顔を持ってきた」って言うんすよこいつ、マジで…
鍵開けてんのに。やり過ぎだよ。
俺を救い出そうとし過ぎ。
こっちの精一杯のデカ感情をさらに上回るクソデカ感情で飛び込んでくるなよ。
お前そんなんずるいやん。つられるやん。
わざわざ泣いてくれたんか。いや多分泣かせてるんだけど。そんな泣かせてしまったという責任すらないほどに笑っちゃうんだけど。
からのラスト。
ビックリ。何にも解決してねえのに解決した気がしちゃう。いや、なんかもうどうでも良いってなるんかな。
「アンタは洪水になるほど泣いてるんだから」って、泣きながらも「笑わせてやるよ」って言ってくれるそんな存在。可笑しくて笑っちゃう。
それに釣られて泣いた自分の顔をわざわざ見せてまで笑えるぞって言ってくるこいつの嫌味ったらしさ。お前も人のこと言えんやろ。って。
そう思うとまた可笑しくて泣いて笑っちゃう。
すげえスッキリする涙が出るんだよねこの曲。
どうしても辛い時に笑えなくなるのはしょうがないんだよ、どうしようもないんだよ。それでも笑顔にしてやんよって図々しくも必死になって笑わせにきたはずなのに同じくらい泣いてくれる存在って救いでしかないじゃん。
救うつもりのない手段で救ってるじゃん。
勝手にこっちが思いを乗せてるだけなんだけどさ。それでも、腫れてるブッサイクな面見せても笑えるぞって言ってくれる存在を必要してる穴にピッタリハマる最高の讃美歌。
俺の根底にはとある言葉があって、それが
生きるための逃げはありなんだよね。
でも、逃げ込んだ先が孤独だった時多分一人で籠って困って何も分からなくなって何を信じていいかとか考えちゃってどうにも出来なくなってしまう。そんな奴にどうにかこうにか支えてやろうってBUMPの気持ちが勝手に伝わってる。
あとド定番だけど「ray」も大好き。
一番好きなのはこの部分。
普通はさ、痛みを消すことを考えちゃうじゃん。でも違うの、その痛みを経験したからこその今じゃん。経験したくもねえ、出来ればそんなものない方がいい痛みを消さないで取っといてくれてる。
もし仮に消えちゃったとしたら、あの時の辛かった自分はどこに行っちゃうのさ。それも消えちゃうの。消されていいの?理不尽に潰されそうになったあの悔しさをなかったことにされていいのかよ、いい訳ねえだろ。
ずっと覚えてるのは辛いからさ、忘れてもいいの。ただ、消さないであげて。そしたらあの時の自分の味方はどこにもいなくなっちゃう気がするじゃん。
てかもう「ray」に関してはマジで分かりやすいほどに名曲。どこを取っても良いしかない。
名言だけを集めて作ったらrayが出来上がった、そんな感じ。
中学、高校の時、放送で流れてきたんだけど、どっちも違うメンツで飯食いながら聴いてたはずなのに同じこと言ってた。
「BUMPは天体観測とかメジャーな曲しか知らないけど、この歌はいい歌だと思う。理由は上手く言えないけど、なんでだろう、なんか好き。」
告白ですよこんなもの。どっちも同じ部活のむさ苦しい野郎だったけど。
次に、今たまたまシャッフルで流れてきた。
皆大好きピロウズの「funny bunny」
入りはスケットダンスっていう漫画の6巻に出てきたやつなんだけど、これは話の終わりも好き。
ボッスン、ヒメコ、スイッチの3人が肩組んで終わんだよ。思い出しただけで泣けてきた。
ピロウズは他にも「天使みたいにキミは立ってた」とか「I think I can」、「Star over head」、「ハイブリッドレインボウ」とか支えてくれたり優しく微笑みかけてくれる曲はめちゃくちゃあるし、優しい声のくせして精一杯声張って「うっせぇ!とりあえず俺の声を聴け!勝手に歌うから!いいから!いいから聴け!」って叫んでくれてる気がする。
でもやっぱり、ベタとか王道とかにわかとか言われてもいいから「funny bunny」をとりあえず推せてほしい。
勿論、夢が叶った時に周りの手助けなしには無理だと思うんだけど、でも絶対に一番頑張ったのはお前じゃん、自分じゃん、俺じゃん、貴方じゃん。
天候の中でいっちゃんうざったくて嫌いな風の強い日をわざわざ走ってきたんじゃん。家に留まったりすることだって出来たのに。頑張ったんじゃん。
いいんだよ、羽なんてなくても、飛べなくても。
のんびり歩くでもいいし、バカみてえにデッケエ声で叫びながら走るでもいいし、疲れたら止まればいいんだよ、だって道は続いてるんだから。
嬉しくない?好きな場所へ行こうって言ってくれるの。
キミならそれができるって言われちまってんだぜ?
好きな場所って一つでもないじゃん、選べるじゃん。
そんでもって一番大変な道のりをいかなきゃいけない場所があったとしても、地面は続いてるんだから誰かに送ってもらおうとなんだろうと辿り着けるんだよ。
どうよ?辿り着いた時のその景色。
誰のおかげで見れてんの?
そこに行こうって一歩外に出たお前のおかげだよ。
なんならサビじゃなくて、曲の入りも大好き
…冗談みたいにある日突然いなくなる奴が大好き過ぎないか俺。
丘の上のとこは「丘の上ぇいぇい」ってなんかピースして歌っちゃう。多分俺だけ。ヒトカラでもやる。
あと何より情景が素敵過ぎる。バラバラになったビーズをキレイだねって夜空にプレゼント!?プロポーズやろそんなん。
いやーそうなんだよな、世界は簡単そうに回りやがるんだよ。時間が経って涙も乾いちまうんだよ。乾かしたくもねえのに。カッピカピになってなっかなか落ちねえのよこういうのって。
でも、サビで道はあんぞ、まだ泣いていいし、ゆっくり歩いて涙拭う時間はあるぞって言ってくれるピロウズは本当にいつまでも俺のヒーローであってほしい。
キングオブコントの空気階段の紹介でこれ流れてきた時は「はい勝った」って思った。
んでマジで優勝しちゃうもんだからこの曲の説得力がとんでもないことになっちゃったな。
アクエリアスかなんかのCMでも使われてなかったっけ?気のせい?存在しない記憶?
たまたまこないだ見た関ジャムでもピロウズが紹介されてて、「もしかして俺のこと好き?」って勝手に思うくらいには生活に根付いてる曲。
いやてか地上波出るとは思わなかった。
たまたま彼女と見てたら「え!これキミが好きなアーティストじゃん!」って言ってくれた。ありがとう関ジャム、ありがとう山中さわお。
SHISHAMOの人が語ってたさわおエピソードはもうほんとにカッコよかった。飽きないでくれよな。何度でも言うけどいつまでも誰かのヒーローでいて。お願い。
うーん、もう少しだけピロウズの曲を紹介させて。
「Thank you,my twilight」
マジで最初俺ホラー曲かと思うくらいには不気味なメロディで始まって終わるんだよなこの曲。
なんか、呪われてるような、誰かの何かを呪いたい気持ちを乗せてるような、そんな始まりと終わり。
「話すように歌い続けてる」って歌詞はマジで山中さわお過ぎてビックリ。
にしてはたまに叫んでくれてるけど、恥ずかしげもなく。そんなところが大好き。
いつまでどこまで向かうんだ?って問いにBabyどこまででもなんてアンサーしちゃうんだよ?
「奇跡は起こらなくても十分だぜ 今日が最後の日でも」なんて言い切ってくれるところも良い。
てかもう、なんか初っ端から人生は美しいって有無を言わさぬマジ殴りしてくるから笑っちゃうよ。芯のある優しさと強さで殴ってくれる。
次に「Star overhead」
入りからワクワクする。
なんかリズム取っちゃう。
てかもう毎度のこと歌詞が最初から良い。
夢に敗れた気がして無機質な日々送って、ふと見上げた空にはキラキラ輝いた星になったあの頃の夢があって、それを思い出させてくれる不思議さがあって、あの時は無様だったなって笑えるくらいの今があって、大切な思い出として持ててるって最高の生き方だよ。
過去に縋るのは多分良くないことなんだろうけど、過去がなきゃ今なんてないわけで世界5分前仮説なんてクソ喰らえって感じだよな。
何がしてえんだろな、世界5分前仮説って。
俺には一生分からん。テメェの生き様くらいテメェで把握しろ。
過去を証明できないじゃないんだよ。
証明しろよ。お前にもあるだろ、生き様が。
誰に、どこに証明すればいいんだってそりゃ…
ただ俺の魂にだよ!!!!!!
受け止めてやる!!来い!!お前はちゃんと生きてる!!…突然何言ってんだろ。
まぁさ、一人きりで抱え込むな!とまではいかないけど、たまには遠くから同じ夜空でも見ましょうよ。
写真に残ってなく生き様が証明できなかろうと、確かにあの日、一緒の夜空を眺めて生を実感したんです我々は。
突然存在しない記憶を差し込まれた気分になってると思いますが、それは月島さんのおかげです。それか虎杖に似たフェロモンを出してる山中さわおのせい。二択。
でも俺はそこよりも
「笑い話みたいな世界を笑わないで過ごした」ってとこが「わ、わぁ…!?」ってちいかわみたいな声をあげそうになって聴いてしまう。
本当なら笑えるくらいありえんような世界なのに、笑えなかったのか笑わなかったのか。
心が折れてしまっていたのか、真剣に受け止めようとしていたのか。
どっちにも取れる気がしてる。
笑えない人はいるし、しょうがないよねって共感は出来なくても理解はしてくれてる気がするし、俺はあえてここで真面目に生きてみるよって逆張りのような生き様なのかもしれないし、どっちに転んでも、その転んだ先で手を差し伸べてくれそうなこの歌詞が、救い。
…なんか自分の文才の無さを痛感する。
もっと、もっと伝えたい!また書く!絶対!
こんなもんじゃねえんだよ!ピロウズは!
聞いてくれしか言えない自分が情けない。
でもなんか、関ジャムでも山中さわおを声について形容はできてなかった気がするんだよな。
生き様のカッコよさは抜群に伝わったし、結局技術とか持ち合わせた声質みたいな才能より生き様の泥臭さにも似たカッコよさが大事ってことなんかなってまた勝手に言い訳させてもらいます。
てかやっぱ、文字に起こしても代用できないとすら思ってしまう。だってそれじゃあのメロディや声は意味ないことになるから。
もちらん、それで諦める気はないよ。なんとか噛み砕いて飲み込んで言葉にしないと、頭使わずエモいって言ってる奴らと何も変わらないから。
だからまた言葉にできるようになったら書く。
せっかく出会えたのならオススメしたいもん。
言葉って言葉にできない何かをどうにか伝えるための代用品でしかないけど、その意識を手放して無理無駄、はいどうぞ頑張ってって言うのはカッコいい生き様じゃないもんね。
共感はしてくれなくていいよ、ただ最後まで読んで理解しようとしてくれたことがひたすらに嬉しい。
こんな人間もいます、あんな奴もいます。
矛盾してても、どうにかこうにかもがくのってカッコ悪くないよ、むしろカッコいいよ。
…くっさい台詞だなマジで、また一つ黒歴史のようなものができました。
どうか無様な姿を笑ってくださいまし〜。
他にも紹介したい曲はいっぱいあるけどそれはまた今度。
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