びいどろ

文字を作るのが大好きです

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まるでドラマのような出会い

3匹目の猫としてお迎えした「トト」 イブが出産した5匹の子猫たちがまもなく、それぞれの里親の元に旅立とうとしていたある日。 私はとてつもない寂しさに襲われました。 7匹から2匹になる。 元に戻るだけのはずなのに、想像するだけでとても寂しい。 苦しい寂しい。そんな気持ちを抱えながら、仕事が昼あがりの日、職場近くの動物病院に気が付けば足を向けていた。 里親募集。 そんな張り紙がないものかと思って。 なかった。 病院を出て、絵に書いたような秋晴れの空を見上げる。ここで帰ろうか

    • 私の嫌いな場所であなたと出会いましたね

      ペットショプの生体売り場ってなるべく視界に入れたくないんです。 だからいつも近づかないようにしていました。 なのにその日は何故か、エサを買うついでにカートをしながら生体売り場を眺めながら通路を歩いていました。 犬、猫、空のショーケース・・・。 何を感じるでも思うでもなくのんびり歩き、空のショーケースの目の前に来た瞬間、裏側からスタッフがヒョイと猫をケースに戻しました。 その猫を見た瞬間に(あ、うちの子だ)と思いました。 柄も性別も値段も何もかも見ずにただそう思いました。

      • あなたと出会ったとき私は一目惚れを知った

        これは、わたしが初めて猫を飼う決断をするお話 2013年ーー その頃の私は「分からない」に支配されているときでした。 やりたい事が、分からない 好きな物が、分からない 趣味が、分からない 将来なにをしたいのか、分からない 「分からない」 「自分には何も無い」 それらが当たり前過ぎて、疑問にすら思わないでいたものがじわじわと滲み出てきて私の心をむしばみ出す。 後ろにも前にも、動ける気がしないときでした。 そんなタイミングで、友人の誘いでとあるセミナーに行くようになったの

      まるでドラマのような出会い