俗に言う価値観の違い

それはそれは突然に突きつけられる
びっくり
衝撃
え、なんで
思考停止



そうゆう考えもあるのか
なるほどなぁ
うーん
でもやっぱり



ま、いろいろやな
バランスってむずかしい
けど、違いに気付けてよかった
考え方をすぐには妥協できないけど
そうゆう考えかたもあるなと認めることはできる
そうやってそれぞれの世界が交わり合って
もみほぐされて
離れて
くっついて
いろいろあって
愛おしい

と思った2時間程の瞬間の出来事

今夜はスパイスカレー
最近スパイスと発酵が気になりすぎていろいろ研究している
テンパリングした油で
玉ねぎを炒めて
スパイスを調合して
(調合なんてかっこいいな)
鶏肉ほうれん草かぼちゃカレーを作る
味付けは味噌と塩麹
こんなもんか?もうちょいみそ?
となんやかんやしていると
iPhoneの着信
夫からいつも帰り道に電話がかかってくる
そして家に到着するタイミングを逆算し
食器を並べたりなんやかんやする
が、、、
今日はいつものテンションではない
義父となにやら揉めてきたらしい
基本的に義父の怒りポイントがまだ掴めていないのでなんでそんなことで揉めるのかさっぱり理解できない
理解しようとする思考回路に至らない
と話しているうちに「ただいまー!」と元気のいい黄色い声が家に響く。
息子とは違うテンションで帰ってきた夫と話を続ける。

そして、話を聞いているうちに気づいた
わたしの家系は考え方がパーリーピーポーなのだ

お祝い事があると、とりあえず皆を集める
誕生日近いで飲もう
仕事頑張ったからおつかれ会しよう
帰省するからBBQしよう
こんなノリの中で育った
さらに下記の事情により、わたしにはとびきりパーリーピーポー性質が備わっている
年末には親戚で集まって飲み会をすることが恒例である
そしてたまたまわたしは12月30日生まれである
母親の職場がケーキ屋である
つまり、毎年。子供の頃から大人になった今(30歳。いい歳している)でも親戚みんながお祝いしてくれる。
そうなると、事あるごとにお返しをしなければ!と心のどこかで思っているのか、なにかとプレゼントを用意したり、席を設けたくなる性分に育つ。

お祝いされて嬉しくない人なんていない!

そう信じきっていた

が、そうでもないらしい
鬱陶しい人もいるらしい
何が鬱陶しいか分からない私に気づいてくれた夫は教えてくれた

お祝いをされたら喜ぶ前にお返しのことをまず心配する人もいる
そもそも大勢で集まったりお酒を飲む会が苦手な人もいる

そうなんだ、、、

そして夕食を、スパイスカレーを盛り付けて食べながら。沸々と考えていると

息子がゆで卵を箸で掴んだまま腕を振りかざした
途端に夫が
「投げるなよ!食べ物やぞ!」
と呼びかける
がまた振りかざす
「投げるな!」
手が動く
「投げるな!」
手が動く
「投げるな!」


???

「もう投げようとしてなくない?」
と、わたしが止めると息子は大人しくゆで卵をそっと皿の上に置いた?落とした?

夫のしつけは間違っているとは思わないが、しつこいと思ってしまい、つい口を挟んでしまった
プライドを傷つけてしまったんじゃないか、わたしの甘さに落胆したのではないかと思い

「投げるの分かってて注意すること任せてごめん、けど、1回言ったら聞こえてはおったで、伝わっとると思って」
と言うと

「息子のことを信じてあげんかった」
とまさかの回答
泣きそうになった
わたしは全くそんな感覚で息子を見守っていた訳ではないけど、すごく大事なことや
信じてあげたい!
何事も!
これこそ子育てのモットー

わたしは危険ギリギリまで見守る派
夫は危険を予知して早めに注意喚起する派
どちらも過度にならず、適度に
夫婦でバランスがとれるでいいんじゃん
そうじゃん
私たち最高じゃん
と、ここの価値観のズレは良い方に転じた

ありがとう夫
たったの2時間はとても大事な詰まった時間でした


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