【くだらない悩み#3】趣味がなかった(過去形)
趣味と呼べる確固たるものがない。
これは特に20代半ばの頃、私を悩ませたものでした。
今思うと20代半ばの頃は、仕事で忙しく、週末は友人や恋人との予定がギッシリ詰まっていたので、暇がなかっただけなんだと思います。
それでも当時周りの人に「あなたの趣味は何?」と聞いては自分がハマれそうか照会し、断念していました。(スポーツかぁ…運動神経悪いしなぁ…など)
趣味がないってすごいコンプレックスです。
まるで中身のない、おもしろみのない人間だと言われているような気分になります。
今でいうと推し活なんて言葉がはやっていますが、私には推しがいません。
周りを見渡すと、キャンプ、サウナ、釣り、ゴルフといったアウトドア派もいれば、コンサートや観劇といった文化的な趣味をお持ちの方、仕事でSEをやっているが趣味もプログラミングという方まで、みな一様に羨ましい限りです。
マッチングアプリで、趣味の欄に「Netflix 読書 カフェ巡り」と書いている人の何と多いことか。そして自分もその中の1人なのです。
ですが、そんな私を救った言葉があります。
つい先日の事。
とあるYoutuberの方の雑談配信を聞いていた時の事でした。
「趣味なんて浅くていいんだよ!」
彼はそう断言したのです。
その瞬間、何かがスパークしたというか、大げさではなくまぶたの裏に明るい光が見えた気がしました。
結論から言うと、この言葉のおかげで長年のコンプレックスは解消されたのです。
※ちなみに「まお」さんというゲーム実況をしていらっしゃる方の言葉です。
私は映画を観るのが好きです。
楽しむために見ているので、残酷表現のあるものは見ないとか、邦画と洋画以外は見ないとか、題材によって好き嫌いがありますし、映画の表現手法とか○○イズムとか、そういった知識もありません。
ここ5年で見た映画は300本程度。
1年平均で60本。となるとだいたい週1~2本。
これって多いのでしょうか?
こちらの記事によると、年間の映画鑑賞作品数の全体平均は、映画館では1.7本、家では11.9本だそうです。
それと比べたら多いのでしょうが、
例えば毎週末金曜ロードショーをなんとなしにTVをつけっぱなしにして流し見ている人がいたら同じ程度です。
さて、私の趣味に映画鑑賞と入れていいのでしょうか?
答えは、YESです。
たとえば体を動かすのが趣味という人も「でも、ボディビルダーやプロスポーツ選手にはかなわないし」なんて思ってないと思うんですよね。
でもスポーツをしていない私から見ると立派な趣味。
私から見たら「なんでそんなに詳しいの!?」と思うような、観劇が好きな人も、評論家になろうとは思っていない。楽しいからやっているわけです。
もちろん目標があってそれに向かってる人もいるし、好きが高じてビジネスにつながっている方もいるとは思います。
趣味が「netflix 読書 カフェ巡り」で全然良かったのです。
それをしているとき自分が楽しくて、自分らしく居られればいいのです。
今後はもっと肩の力を抜いて好きなものをまっすぐ楽しみたいと思います。
莢子
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