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趣味の見つけ方

自分の趣味ってなに?

皆さんは「自分の趣味は○○です」と胸を張って言えるものがありますか?
あるならばそれはとても素晴らしいことですが、私はこれまで自分の趣味が何かよくわからずにいました。
はれて4月から新社会人になる私は先日会社から自己紹介シートの記入を頼まれました。途中まで順調に書き進め、「よしよしあっという間に終わるぞ、なんて仕事ができる女なんだ」なんてしめしめと思っていたところです。ある欄で手がぴたりと止まってしまいました。

「あなたの趣味を教えてください」
「私の趣味ってなんだ…?」

別に休日にすることがないわけでもないのです。
趣味らしいこともしています。例えば、中学の頃からコツコツ御朱印を集めていたり、ソロ登山を楽しんだり、疲れた時にはサウナに行ったり、習慣として読書や料理もしています。

しかしどれも趣味とするには少し熱量が足りない気がするのでした。

好きなことの共通点

一方で「好きなこと」はたくさんありました。趣味とするほどではないけれど日常的にやりたくなること。
上記で挙げた趣味らしいことのほかにも、ベーカリー巡りや旅行、ユーチューブの視聴やジムで体を動かすことも好きでした。
「広く浅くで多趣味です」と言ってしまえば簡単に片づけられる問題かもしれませんが、真面目な私はそれでは納得できませんでした。

「何とかして自分の納得できる趣味を決めなくちゃ」

たくさんある好きなことのなかでどれにしようかと悶々としているその時、ぴかーんとあるアイデアがひらめきました。
それが好きなことの共通点を探すことだったのです。「就活生時代にさんざんやった自己分析がここで役に立つなんて!」人生はこうした伏線回収が度々起こるから面白いですよね。

共通点を探していくうちに面白いくらいに1つの項目が浮かび上がってきました。私の好きなことはずばり「食」だったのです。

「私の旅行の一番の楽しみは地方のおいしいものが食べられることだし、ユーチューブでは大食い動画ばかりみているし、好きな本は料理が関連したものが多い。
御朱印集めは小旅行のようなところがあるし、サウナだって汗をかいた後のご飯が楽しみの一つだし、登山や運動は罪悪感なくおいしくご飯を食べられるから好き。
私の好きなことの根本には食があったんだ。」

決して大食いではないですし、健康にも気を使っているので毎日好きなだけ食べているわけではありません。でも私はおいしいものに常にアンテナを張っていて、おいしいものをおいしく食べることに全力投球だったのです。

私の趣味は食べること

共通点探しワークをしてから私は「食べること」を趣味と胸を張って言えるようになりました。
それって趣味なの?と思われるかもしれませんが、デジタル大辞泉によれば趣味とは『仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄。』だそうなので、食べることも私にとっては立派な趣味になります。

4月は新しい出会いが多い時期。「ご趣味は何ですか?」と聞かれた時のために、事前に趣味を見つめなおすのも、円滑なコミュニケーションに役に立つかもしれませんね。

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