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人生のスパイス

久しぶりにカレーを作ろうと
スパイシーチキンカリー仕込みました。
実はこれ思い出深い人生のスパイスたっぷりな味

コリアンダー、ターメリック、ナツメグ、カルダモン、クミン、
シナモン、ブラックペッパー、チリペッパーとなかなかのスパイス達

インド人の職場仲間の居る友人から教わってから
カレーはこの本場インド風カレーしかほぼ作らなくなりました。

玉ネギと刻みニンニク生姜を油で煮るところからスタート
お肉は鶏骨付きウイングチップがベストです。
骨の周りの美味さが煮ると染み出ます。

今回はフレッシュトマトが無かったので
スーパーで98円で仕入れていたホール缶

財布に余裕があるならばヨーグルトを
鳥に振りかけておくと更にほろほろになります。

お鍋は深めのがよくて、
私はいつも寸胴にしています。

こだわりがあってもうお分かりだと思いますが
市販のカレーの素は使いません。

スーパーでこれはカレーに合いそうという
スパイスは揃えています。
お財布には優しくないですが、
料理は楽しい趣味なので安い実費です。

写真には無いですが
コリアンダーとターメリックは欠かせません
コリアンダーはカレー味の素になり、
ターメリックは、うこんのこと
カレーの色を付ける香辛料です。

スパイスはお鍋に振りかけるよりも
小鉢で合わせておき、水で溶いておくといいです。
お鍋のなかの具材に浸透しやすいです。

ここまでで1時間ほどは掛かりますね。
ここから塩味を付けます。

塩は少しずつ入れて味を調えます。
一度塩辛くなると取り返しが付きません。。

薄めればいいの考えもここではあまり通用しません
肉の旨味、スパイスの薫りが逃げてしまいます。

一食300~400円の原価で完成します。
骨付き鶏肉が3~4本入っているので
大食漢でも大満足されるはずです。

作っていて思うことが2つあります。

まず1つめは、油と塩を大量に使いますので
美味しいですが身体にはやさしくありません。

インドはカレーが主食です。
中華料理も油と塩を多く使います。
いずれも平均寿命に出てしまっています。。

2つめは、レシピを教えてくれた親友とは
縁が切れて10年になります。

いまで言う推しが同じで毎週遊ぶ仲でした。
イケメンでお洒落で素敵でしたが心が不細工でした。
ネガティブな延々と続く当時の携帯メール、
お酒に毎晩おぼれているので厄介でした。

就職しても会社都合で雇用が終わり
ハローワークや失業保険の生活のなか
頼まれたので結果これが悪かったのかですが
就職活動への準備金、応援支援金として
まとまったお金を貸しました。

月5千~1万円の返済で数年で全額返済しましたが
自分が気が付かないこの間に、
少しずつ上下主従関係が積み上がったようです。

自分はいつも通りでも友人は自分を卑下し
人と人を比べて自分は恵まれてないと言い続ける。

こんなことならぽんとあげちゃえばよかったと
あとあとになって思いました。
けど遅かれ早かれとも思います。

もう無理かなと思ったのが私の家族の死でした。

友人の家族が亡くなったとき私は遠方まで
会ったことのない友人の家族に香典を持って
手を合わせに行きました。
それが常識的な距離感にありました。

今度は私の家族が亡くなりました。
理由は重篤な病気ですが
友人は何年も前からそのことを知っていました

疎遠になりつつも亡くなったことを伝えると
携帯メールで残念だったね
その程度で完結したと思います。
このときに私の友人への思いもぷつりと線が切れました。

ただこうして美味しいスパイシーインドカリーを作ると
友人との楽しい思い出を感じることで感謝しています。

そんな人生のスパイス
離れてよかったかなと思いますが
深い10年はいまでもぽかりと空いています。





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