城下町にひとり
気を張り詰めて疲れた日には理想郷を夢見ます。
私はGoogleマップを開いて小さなそれを探します。便利な世の中になったもので、案外サクッと見つけられるんです。
私の小さな小さな理想は三重県に見つかりました。
1人で車を運転するのは怖いから、電車で行くことにします。
歩くことが好きです
電車でも車でも見ることができない景色を見ることができるから
知らない土地や街が好きです
この目に全てを収めたい強欲な私は歩きます
水面の煌めきにはギャル的な可愛さがあると思い、いつも見惚れてしまいます。
小1時間ほど歩きました。
蔵をリノベーションしたという宿に泊まります。
晩御飯、初めて1人でコース料理をいただきました。
私の席からは庭が見え、ただぼうっと陽が落ちて変わる色を見つめていました
コース料理はひとつひとつの量が少ないのになぜかお腹が膨れますね。計算された時間と何も知らない胃の2つに密な関係を感じます。
深夜、晩酌をしました。
普段家でひとりの時間を過ごすことがほとんどない私にとって、夜にひとりでワインをたくさん飲んで映画を観るというベタな晩酌は憧れそのものです。
LA LA LANDを初めて鑑賞しました。
呑みすぎてしまってか涙が溢れ出てきて
LA LA LANDを観た人の中で1番泣いたんじゃないかと思います。ほんとに!
観光は本当にしていないけれど
知らない地で過ごす一晩というのは幸せなものでした。
一両編成の電車
窓にはカーテンがついていました
2両編成の電車
車両内用のフリーWi-Fiが飛んでいました
立ち寄ったスーパー
まだ6月中頃なのにもう短冊と笹が飾られていました
ただそれだけ
そんなことがなんだか嬉しいんです
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