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高田純次とアンパンマン

「おごってくれた人を信用する!」
脱サラして俳優を目指し、アングラのステージで勝負した元祖適当男。
著書『適当論』の中でさりげなく放ったセリフが、
「おごってくれた人を信用する!」です。

私アビーマン教授、募金や義援金なんかは余裕の上澄みでしか送れません。どんなに隣が困っていても、自分の生活を投げ打って助けることはしない、できない…
しか~し
アンパンマンはジャムおじさんに作ってもらった自分の顔を、おなかをすかせた人に分け与えるんです!
やなせたかしさんは言う、
「人が最も辛いことはひもじい思いをすること、食べるものが何もなく、何も食べられずにおなかが減ってくると人は人でなくってしまう」と。
これはやなせたかしさんの戦場体験からくるリアルなことば。

やなせたかしさんが描くヒーローとは、
・人種
・宗教
・国境
を超えて、苦しい場所や貧しい場所に生まれてひもじい思いをしている人へ、自分の分を減らしてでも一切れのパンをちぎって分け与えられる優しさの持ち主。つまりそれが真のヒーロー アンパンマン!
やなせたかしさんは言う、
「私欲や都合で他人を踏み台にする者をヒーローとは絶対にいわせない!」と。(ヤバイ感動MAXっす)

フレーベル館の 4、5歳児向け月刊物語絵本「キンダーおはなしえほん」シリーズに、1973年(昭和48年)、やなせたかし『あんぱんまん』という形で刊行された。同書は、やなせたかし氏が初めて手掛けた幼児向け絵本である。


高田純次さんが尊敬する人も、アンパンマンのように自分を(少し)犠牲にして後輩の面倒を見てくれた先輩らしい。
「おごってくれた人を信用する!」は適当のようで本質。やなせたかしさんが描くヒーロー像と通じるものがあるのではとの思いで投稿してみました。

『適当論』:高田純次著 ‏
‎ ソフトバンククリエイティブ (2006/3/16) 発売日 ‏ : ‎ 2006/3/16

身銭を切るということをなめてはいけないと思いま~す。
みなさんどうでしょうかね?


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