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不登校生に響け!教師の多様性

先生の言っていることが「響かない」

小田急電鉄のオルタナティブスクール「Aoiスクール」を運営し、自らも不登校だった別所尭俊さん。
別所さんは先生が言っていたことに「響かなかった」と語ります。
「一つ響くことがあれば、そこから大きく変わったりするんです。」

不登校生に響くためには?

その答えを探すために北欧の教育を調べてみました。

校長は元ラジオパーソナリティ

北欧の教育環境では、教員たちが自らキャリアを追求します。
異なる分野での経験を重ねることが奨励され豊かな学びの機会を提供しています。

北欧のある学校の校長は、元ラジオパーソナリティでした。
そんな彼は地域でSNSを活用したり、子どもたちとミュージカルを作って上演したこともあるそうです。

「どんなことにも興味がある」という彼の強みを生かし、常に子どもや同僚とわくわくしながら仕事をしてきたそうです。

「学校の外は教科で成り立っているわけじゃない」
彼の異色の経歴が、学びに対する新しい視点をもたらしているのです。

教員の多様なキャリア 新しい勉強への挑戦

また、ある先生は「観光ビジネス」という教育と全く違う分野を学んでいます。
「これまで教師としてずっと働いてきたから、ちょっと別の勉強をしてみたくて」
自らのキャリアを考え、新たな挑戦をしているのです。
教員が自らの強みを生かし興味を追求することが重要であり、その姿勢が学校全体に新しい活気をもたらしています。

大人も生かす「自分の強み」

北欧の教育では、教員たちが異なる経歴やスキルを持ち寄り、学びを豊かに構築しています。
教員になるまでのキャリアや働き方は、各人の強みや興味関心に合わせて多様な形態で展開されます。

各々の個性を持つ教員が、それぞれの得意分野や経験を通じ新しい視点を提供し、教育を進化させます。
「自分の強みを生かせ」と子どもたちによく伝える言葉を、自ら実践しているのです。

まずは先生から

様々な個性をもった教師が生き生きと教壇に立つ。
教師の個性と子供の個性が合わないこともあるかもしれません。

しかし何より、生き生きと働く姿勢そのものが子どもに響くのではないでしょうか。

子どもに多様性を求めるのなら、まずは先生から。
不登校生のために個性ある先生が活躍できる教育環境であってほしいと思います。



参考


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