見出し画像

”Superstar” Carpenters-1971

[RADIO DAYZ] 1971 あの頃ラジオから流れていた懐かしい曲を紹介します。

1970年リリースの2枚のシングル「Close to You (遥かなる影)」と「We've Only Just Begun (愛のプレリュード)」でヒットメーカーとしての地位を確立したカーペンターズ。続く1971年もその勢いは止まりません。

1971年1月リリースのシングル「For All We Know (二人の誓い)」は、同年公開のコメディ映画のサウンドトラックでアカデミー賞を受賞し、カーペンターズのカバーが大ヒットします。

そして同年5月には3枚目のアルバム『Carpenters』をリリース。収録曲でその名も「Superstar」をシングルカットします。作曲はレオン・ラッセル。オリジナルはエリック・クラプトンとの共演でも知られるデラニー&ボニー。全米2位、日本でもオリコンチャートで7位を獲得するなど大ヒットとなりました。私もカーペンターズの存在を初めて知ったのはこの曲でした

かつて愛し合った恋人がスーパースターとなり、ラジオから流れるあなたの声に、会えない寂しい思いが募る・・・

この曲も日本人を含めて多数のカバーバージョンがあります。個人的にはR&B界の巨匠ルーサー・ヴァンドロスが1983年にカバーしたテイクがお薦め。スローバラードを歌わせたら、この人の右に出るシンガーはいません。


そしてこのシングル「スーパースター」のカップリング「Bless the Beasts and Children (動物と子供達の歌)」もラジオでよく流れていました。カップリング曲にも関わらず、翌年のアカデミー賞ベストソングにノミネートされました。翌年リリースされるアルバム『A Song For You』に収録されます。

そしてもう一枚、71年4月にリリースされていたシングル「Rainy Days and Mondays (雨の日と月曜日は)」。当初は当時の人気コーラスグループだったフィフス・ディメンションのために書かれた楽曲でしたが、不採用となりカーペンターズが取り上げたのだそうです。ビルボードチャートで2位となり、カーペンターズにとって4作目の全米トップ10シングルとなりました。

ブルーマンデーが雨だとさらに憂鬱。ぶらぶらしていても始まらない。何とか自分を奮い立たせて、もうやるしかないのよねと歌うカレン。ホントに雨の日にこそ聴きたい曲です。

いずれも改めて聞き直しても心に沁みる名曲揃い。兄リチャードのこの頃の選曲の才能は神がかっている気がします。


ラジオに夢中になっていた頃の思い出をこちらで語っています。

この記事を読んでくださった方の思い出などもコメントして頂けたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?