”Superstar” Carpenters - 1971・1972
[RADIO DAYZ] 1971 あの頃ラジオから流れていた懐かしい曲を紹介します。※2024.06.21 追記しました。
1970年リリースの2枚のシングル「Close to You (遥かなる影)」と「We've Only Just Begun (愛のプレリュード)」でヒットメーカーとしての地位を確立したカーペンターズ。続く1971年もその勢いは止まりません。
1971年1月リリースのシングル「For All We Know (二人の誓い)」は、同年公開のコメディ映画のサウンドトラックでアカデミー賞を受賞し、カーペンターズのカバーが大ヒットします。
そして同年5月には3枚目のアルバム『Carpenters』をリリース。収録曲でその名も「Superstar」をシングルカットします。作曲はレオン・ラッセル。オリジナルはエリック・クラプトンとの共演でも知られるデラニー&ボニー。全米2位、日本でもオリコンチャートで7位を獲得するなど大ヒットとなりました。私もカーペンターズの存在を初めて知ったのはこの曲でした
この曲も日本人を含めて多数のカバーバージョンがあります。個人的にはR&B界の巨匠ルーサー・ヴァンドロスが1983年にカバーしたテイクがお薦め。スローバラードを歌わせたら、この人の右に出るシンガーはいません。
そしてこのシングル「スーパースター」のカップリング「Bless the Beasts and Children (動物と子供達の歌)」もラジオでよく流れていました。カップリング曲にも関わらず、翌年のアカデミー賞ベストソングにノミネートされました。72年リリースされるアルバム『A Song for You』に収録されます。
この『A Song for You』のアルバムには、カーペンターズの代表曲ともいえるビッグヒットとなる「Top of the World」が収められています。
そしてもう一枚、71年4月にリリースされていたシングル「Rainy Days and Mondays (雨の日と月曜日は)」。当初は当時の人気コーラスグループだったフィフス・ディメンションのために書かれた楽曲でしたが、不採用となりカーペンターズが取り上げたのだそうです。ビルボードチャートで2位となり、カーペンターズにとって4作目の全米トップ10シングルとなりました。
ブルーマンデーが雨だとさらに憂鬱。ぶらぶらしていても始まらない。何とか自分を奮い立たせて、もうやるしかないのよねと歌うカレン。ホントに雨の日にこそ聴きたい曲です。
いずれも改めて聞き直しても心に沁みる名曲揃い。兄リチャードのこの頃の選曲の才能は神がかっている気がします。
カーペンターズについて、こちらの記事もどうぞご覧ください。
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