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The Beatles : 1970 -

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ビートルズ解散(1970年)以降の4人のソロ活動についての記事をまとめてみました。
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記事一覧

”My Sweet Lord / George Harrison” 

[RADIO DAYZ] 1970 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年4月の衝撃のビートルズ解散宣言による騒動が収まらない中で、4人の中で早々に本格的なソロアルバムをリリースしたのは、何とジョージ・ハリスンでした。ちなみにバンド解散宣言 (4/10)の一週間後、最速でアルバムをリリース(4/17)したのはポール・マッカートニー『MaCartney』ですが、これはアルバムというには名ばかりのデモ音源集だと思っています。ただしそんな中でも超名曲が収

”Love / John Lennon”

[RADIO DAYZ] 1970 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年4月の衝撃のビートルズ解散宣言による騒動が収まらない中、同年7月にジョン・レノンがUK・USでほぼ同時リリースしたシングル「Give Peace a Chance (邦題: 平和を我等に)」は、ベトナム戦争に揺れるUSの社会問題を扱った曲で、反戦、平和のメッセージ・ソングとして大ヒットします。たとえテーマが違っていても、バンド解散後の初の元メンバーによるソロ作として話題になら

“Imagine” ” Happy Xmas (War Is Over) ” John Lennon - 1971

[RADIO DAYZ] 1971 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 ジョン・レノンの超名盤『Imagine』がリリースされたのが1971年10月。同時にシングル・カットされたお馴染み「イマジン」は、世界中でチャート上位を記録して大きな話題となり、彼のキャリアの中で最も商業的にも成功したアルバムと言えるでしょう。 この曲については賛否両論、様々な感想が交錯しています。正直、私もメロディは良いけれどメッセージには批判的です。思想信条の自由ということでお

“Another Day / Paul McCartney”

[RADIO DAYZ] 1971 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年4月の衝撃のビートルズ解散宣言の一週間後、関係者の反対を押し切るように、ビートルズ名義でのラストアルバム『Let It Be』よりも先にポール・マッカートニーは『McCartney』をリリースします。 これは大騒動だったようですが、当時私はそんな騒ぎすらまるで知らない情弱な小学生でした(汗)。 このアルバムをポールはどんな意図で制作しリリースしたのでしょうか。何せ、確かに

Paul McCartney & WINGS - 1972

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年ビートルズ解散後、メンバーがソロ活動を再開していく中で真打ポール・マッカートニーが71年に堂々の名盤『Ram』をリリースします。そして徐々にレギューラーのバンドメンバーを固めながら、新たな創作活動を充実させてシングル盤を連発していきます。 ’72年2月、WINGS名義での最初のシングル「Give Ireland Back to The Irish (アイルランドに平和を)」

“My Love” Paul McCartney and Wings - 1973

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1971年のアルバム『Wild Life』の低迷をうけて、さすがのポールも負けず魂に火がついたようです(何の根拠もありません^^;;)。翌1972年には3枚のシングル盤をいずれもヒットさせ、さらにウィングス名義での初のヨーロッパツアーを敢行するなど精力的に活動します。 そしてその合間で次回作となるアルバム『Red Rose Speedway』(1973年5月リリース)の膨大な曲数のセ

”James Paul McCartney"-TV Show

[RADIO DAYZ] 1973 番外編 世界のワンマンショー (NHK総合) この番組はUKとUSでは1973年4月にTV放映され、日本ではNHKの"世界のワンマンショー"第1回として翌年1974年に放映されています。リアルタイムだったのか再放送?だったのかは記憶の彼方ですが、当時夕方のこの放送を食い入るようにして見ていた記憶があります。 こちらの記事で紹介していますが、73年のポールは立て続けにシングルヒットを飛ばし、個人的には大好きなアルバム『Red Rose S

“Junior's Farm / Paul McCartney & Wings”

[RADIO DAYZ] 1974 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1973年の立て続けのシングル・ヒットに加え、アルバム『バンド・オン・ザ・ラン』も大ヒットしたポール・マッカートニー。1974年6月より続くアルバム制作に向けたリハーサルが始まります。 そんな中でレコーディングしたのが「ジュニアズ・ファーム」です。ウイングスとしては9枚目のシングルで74年10月にリリースされます。リハーサルで訪れた農場がモチーフとなっているようです。とはいえ曲調はハ

“Mind Games / John Lennon”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 元ビートルズのツートップ、ポール・マッカートニーが自身のバンドとしてウィングスを結成して精力的に活動する中で、もう一方の雄のジョン・レノンはオノ・ヨーコとの共作で政治色の強い作品を連発していきます。 当然のように?ヒットチャートを賑わすでもなく、セールスは低迷します。そんな中で少しは大衆にも受け入れられるアルバムにしようと1973年7月に制作を始めたのが『Mind Games (邦題

“Whatever Gets You Thru The Night (真夜中を突っ走れ)” ”#9 Dream (夢の夢)” John Lennon-1974

[RADIO DAYZ] 1974 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 ジョン・レノン1974年リリースのアルバム『Walls and Bridges (邦題: 心の壁、愛の橋)』からの1stシングルが「Whatever Gets You Thru The Night (邦題: 真夜中を突っ走れ)」です。ジョンのソロ作としては名盤『イマジン』がアルバム・チャートでは1位になったものの、シングルとしては3位止まりでした。この「真夜中…」はUSビルボードで1位

“Photograph (思い出のフォトグラフ) / Ringo Starr”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年9月のカントリーアルバムリリースと、71年にはシングル「It Don’t Come Easy (邦題: 明日への願い)」をリリースしていたリンゴ・スターでしたが、その後の自身の身の振り方として俳優業に転身することを念頭においていたといいます。 ビートルズの活動でも、リンゴのドラマーとしてはともかくも、シンガーやソングライターとしての存在は微妙なものがあるのは事実です。とはい

“Give Me Love (Give Me Peace on Earth) / George Harrison”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年に解散したビートルのメンバーで、最初に本格的なソロ・アルバムをリリースしたのはジョージ・ハリスンでした。ビートルズ最後のレコーディング・セッションの最中に、このラスト・アルバムに収録したいとの思いでリハーサルを繰り返していたものの願い叶わずお蔵入りした作品を収録した、同じプロデューサー氏の下で制作されたアルバム『オール・シングス・マスト・パス』(1971年11月リリース)は、

”Ding Dong, Ding Dong / George Harrison”

[RADIO DAYZ] 1974 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 ジョージ・ハリスンの実質3枚目のアルバム『Dark Horse』(1974年リリース)からの1st シングル「ディン・ドン」です。日本では75年1月にリリースされています。 UKチャートでは38位、USキャッシュボックスでは36位とスマッシュヒット止まりでした。アルバムはUSビルボードで4位を獲得。それなりのセールスを記録しているようです。ドラムスには元同僚のリンゴ・スターが参加して