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“Junior's Farm / Paul McCartney & Wings”

[RADIO DAYZ] 1974 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。

1973年の立て続けのシングル・ヒットに加え、アルバム『バンド・オン・ザ・ラン』も大ヒットしたポール・マッカートニー。1974年6月より続くアルバム制作に向けたリハーサルが始まります。

そんな中でレコーディングしたのが「ジュニアズ・ファーム」です。ウイングスとしては9枚目のシングルで74年10月にリリースされます。リハーサルで訪れた農場がモチーフとなっているようです。とはいえ曲調はハードなパワーポップで、ウイングスに新加入のメンバーによるイントロのツインリードが印象的です。

ポールの作品からAppleのロゴもこれが見納め

翌年1月にUSチャートで3位を記録するヒットとなりました。次作となるアルバム『ヴィーナス&マース』には未収録。CDも暫くはベスト盤のみの収録でした。そして契約問題もいよいよ解決して、アップル・レーベルからリリースされた最後のシングルになりました。


以降リリースされるアルバムからも様々なシングルがカットされ、ヒットチャートを賑わせますが、個人的にはチャートに登場するシングルを追いかけるというよりも、アルバム単位で聴くようになっ行きました。普段馴染みのないミュージシャンはともかくも、好きなミュージシャンはアルバムで・・・74・75年あたりを境目にして、そんな聴き方になりました。

まだLPレコードを抵抗感なく買えるほどのお小遣いはありませんでしたが、周囲に趣味が近い音楽友達が増えてきたことが、大きかったのかもしれません。持つべきものは友ですね。

もう一つ、ラジオの聴き方も最新の音楽に触れるのはもちろんですが、ラジオDJの個性を楽しむ方向に少しずつシフトしていった頃だったような気もします。ラジオに対して、音楽を深掘りする役割を期待しなくなったとも言えるかもしれません。純粋な音楽番組よりも、パーソナリティの個性が際立つ番組を聴く機会が増えたということですかね。


ラジオで聞いていたあの頃の音楽についてこちらで語っています。

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