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血と汗とチョーク汚れと土汚れ、そして2週間の垢と美しい日々の記憶(Bugaboos 遠征記3)


つづき

Snowpatch spire
Surf’s up. 5.9

8/14
North east を終え、ここからいきなりBecky-Chouinardの5.10-を行くのは少し怖いねということで、クッションとして先にSurf’s up 5.9をトライすることにした。

7:00にベースを出発し、通い慣れた氷河を登り、B-S colに到着。一息入れた後、取り付きへ。Snowpatch Spireを半時計方向へ回り込むようにして氷河を20分ほど歩き、ガレ場に乗って10分歩いた。取り付きと下降路はほぼ同じ場所にあるため、必要な荷物を哲のパックにまとめて軽量化した。

1P目(5.8)こーすけ
スラブからカーテン状のフレークを登る。ハンドからフィストサイズで楽しい。


2P目(5.8)哲
終了点から直上。ここはフェイス登りだった。

3P目(5.9)こーすけ
ハンドサイズの好きフレークから、少し右へトラバースし、またハンド、フィンガーサイズのクラックを登る。非常に緊張感のあるピッチだった。


4P目(5.7)哲
高度感満載のトラバースをこなし、ハンド・フィストの快適なクラックへ。登られていないのか、かなり岩苔のようなものが付いていた。

5P目(5.8)こーすけ
オフィズスから右上のハンドクラック、フィストと続く。このピッチで稜線に乗った。


6P目(Ⅴ)哲 
一箇所、ワイド

7P目(Ⅴ)こーすけ
一箇所、難しい乗越。
そのまま歩いて山頂へ。この日もお膳立てしてもらい、最初にトップに立たせてもらった。


South Howser tower  
Becky Chuinard. 5.10-

Surf’s upの帰りに目標へのタクティクスを話し合った。レストはどれくらい必要か、装備はどうするか、ベースは上げるのか、ベースを上げたとして水はあるのか,,,。結果としてはレスト兼偵察日としてベースをP-H colにまで上げることにした。水はまぁ、あるだろう。最悪、氷河溶かせばいいや。Surf’s upの帰りにB-S colにギアをデポして、いつもの通勤路を帰った。


8/15 
この日ものんびりとシュラフをでる。適当に朝食をとって、また、シュラフで不貞寝。12:00くらいから、昼飯を取りながら装備を作り始めた。

13:30 Apple beeを出発。いつものだるい急登をこなす。
14;30B-S col。また、長い氷河の坂を登る。15:20 P-H colに着く。

ビバーク準備をしたら、シャンプーだけポケットに突っ込んで空身で取り付きへの偵察に向かう。30分ほどコルから氷河を伝って下りると目の前に美しいリッジが見えた。よしあれがBecky-Chouinardだな。よしよし。あそこのガレ場を詰めれば取り付けるな。奥にもきれいなリッジがあるな。あれもルートかな。

さてさて、この独り言が伏線になってくる

適当に偵察を終えるとまた、コルに上り返す。途中、水浴びできそうな流れを見つけた。かれこれ1週間は風呂に入ってない。ポケットのシャンプーを取り出して、わしゃわしゃと頭を洗った。冷たい!! ついでに股間も洗った。





さて、今回はTTTです。
なんですかね?TTTって。
見ればわかるんじゃないですか?

Instagramやってます。
今マシューがヒマラヤ遠征中です。
ストーリーをチェックだ!


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