好きな女性
昨年、一昨年から色んな出会いがあり、支えられてきた。
そんな中でも安心して接してきたのがコロナ化で知り合ったモデルさん。
ツイキャスでささやき配信をしていた彼女はとても愛らしく、どこか普通ではない感じがしていた。
きっかけは些細な出来事だったけど、それでも佐世保でインスタにログインした時に彼女だけが唯一誕生日を祝うメッセージを送ってくれていたことに感動した。
更生保護施設の期間はつらかったが、彼女の残してくれたメッセージだけが唯一の支えであった。
東京に戻り、ひょんなことから展示会へ参加して初対面することになる。
初対面での印象は、互いに思った通りの人。
当時の俺は柔らかく、どうにかまだ彼女との接点を持てていた。
展示会終わりに食事へ誘えたのは、勇気があったからなのかわからない。見た目もおそらくそんなに良くはなかったし、失礼な服装や言動は多々あったと思う。しかし彼女はなぜか許してくれていた。
2度目の展示会、彼女は見るからに殺気立っていて辛そうだった。機嫌が悪い時もあると思い先に出たら、彼女は挨拶がそびれたと電車に一緒に乗ってくれた。
そんな彼女を励ますことができたのが、自分にとっても唯一の救いだった。
当時足立区の3畳ないぐらいの部屋での暮らしにボロボロだった俺は、辟易しており、なんとか別の地下は引っ越したが、それでも虫の息だった。
不安を埋めるために3つ掛け持ちで仕事をしたが、どれもうまくいかず、焦りばかり。さらにはコロナにかかり絶望的だった。
そんな中、彼女の存在はどれだけ大きな物だったのだろう。
みなとみらいコレクションの特典会と称して開いてくれた撮影は2時間近くにもおよび、彼女は疲れ切っていたと思う。
休むことを知らない自分とは違うのだ。
もう勉強して、レタッチしたり、色々彼女を美しく魅せる方法を模索した。素人ながらに。
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