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認知症の母宅に、犯罪者がマーキング?玄関前で防犯教室

 前回「認知症の母宅玄関に、犯罪者がマーキング?お巡りさん来る」の続きです。 

 一人暮らしをしている認知症の母の家、玄関扉の上にある電気メーターに、丸い緑色のシールが貼ってあるのを発見しました。犯罪者間で住民情報を知らせる「マーキング」である可能性があるので、警察に相談したところ、お巡りさんが確認に実家に来ました。

 母の家は交番の近所なので、パトカーでなく徒歩でいらしたので、大騒ぎになることなく、春に押し買いの被害に遭っていること等を伝えた上で、一緒にシールを確認しました。
 お巡りさんがネットで調べたところ、同様のシール貼りがYouTubeに出ていて、東京電力の下請けが工事の目印に貼っているらしいとのコメントもありましたが、はっきりした情報はわからず。

 母は認知症ではあるものの、この家で主であるので、お巡りさんから事情を聞かれました。そして「知っている人以外は玄関のドアを開けてはダメ」と母にわかりやすく説明。直後は「開けちゃダメなのね。」と母は答えますがすぐに忘れるので、何度か説明を繰り返すことに…。
 丁寧に対応してくださっているのに、すぐに忘れてしまうので申し訳ないです…。

 その後、お巡りさんとマンションの管理事務所に行き、シールは管理組合とは関係無いことを確認。脚立を借りようとすると、持っていってあげると役員3名も一緒に来て、お巡りさんと私、5人でシールを確認することになりました。
 ご年配の役員さん達は、マーキングについてご存じなく、お巡りさんがマーキングについての説明し、実家の玄関前は防犯教室に(笑)。役員さんには母が認知症であること、春に押し買いの被害に遭ったこと、何か異変があったらすぐに連絡をしてほしいと伝えました。マンションの管理組合と母について情報を共有できたのは、良かったと思います。

 借りた脚立に乗り、きれいにシールを剥がした後、お巡りさんより「お母さんが玄関扉を開けるかどうか、練習してもらいましょう。」と提案があり、玄関の呼び鈴を鳴らすと、私達が誰かも確認せずに玄関扉を開け、母登場…。お巡りさんは、母に「玄関は開けないでね」、と再度説明。お巡りさん、高齢者に対応に慣れていらっしゃいました。お優しい方で良かった。

 お巡りさんから今後の対策として、①固定電話をやめて携帯電話にして、登録している人のみとしか連絡をとれないようにする、②(チェーンキーが使用できないなら)玄関に防犯カメラを設置し、遠隔でも確認できるようにし、記録も残せるようにする、ことを提案されました。
 ①は10年以上前に簡易な携帯電話持たせた時に、まったく使いこなせず、認知症になった現在は使い慣れた固定電話しか使えないので無理、②検討はしてはみる、と回答しました。 
 この翌週に母に新たな危機があり、電話を防犯対応にすべく、現在手続き中です。防犯カメラの導入は今回は見送りました。

 怪しい親戚?からの連絡で、対応に追われることになり、心身共にへとへとになった翌週…。ああ、思い出したくもない…。気持ちが落ち着いたら、掲載します。

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