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認知症の母 デイサービスで指にケガ

 要介護2の母は以前は自分を認知症とは認めておらず、生活のすべてのことが自分で出来ると言っていましたが、最近は反論することがほとんどなくなりました。自分についてあれこれを言われることに敏感で、診察の際に母が○○ができない、△△が理解できない、と私が医師に述べると「私はちゃんとできている」「私は認知症ではない」と豪語してたのに、今は言われるがまま、です。強気の母、反省はせずに逆ギレする母は一体どこに消えたのでしょうか…。

 前回も記載しましたがここ2~3ヶ月、情報を得て、それをもとに判断する、ことがほとんどできなくなりました。
 昨日デイサービス(認知症対応型通所介護)から連絡があり、洗ったガラスの器を拭いている時に落とし、それを拾おうとして指2箇所をケガをしたと、目が行き届かなかったことについて謝罪の電話がありました。割れたガラスや陶器に触るとケガをする、という判断を母はできなかったようです。
 今日夕方に実家に顔を出し、どこに行ってきたの?と訊くと、昨日に行ったデイサービス施設名を答え、指のケガを何でしたのかは覚えていませんでした。

 本日は今季初めての熱帯夜になるとのことで、部屋に冷房をかけ、冷気が拡散しないようにリビングと台所の間の折れ戸を閉めましたが、すぐに母が戸を開けてしまいます。
私:「冷房が効かなくなるから閉めたままにして。」
母:「……、冷房切るからいい。」
私:「今日は天気予報で熱帯夜になる、と言っているの。冷房は絶対に切っちゃダメ。冷房かけてる時は戸は閉めたままにしないと、部屋が冷えないの。開けちゃダメよ。」
母:「………。」
母は冷房が必要なこと、冷房をかけるなら折れ戸を閉める必要があることを理解できないようでした。何度か同じやりとりを繰り返したので、折れ戸に「冷房をかけているので、戸は閉めたままにする」と貼り紙をしたら、やっと開けるのをやめました。

 私が実家を出た後、母が冷房を切り、暑いという自覚を持てないまま、熱中症になるのではないか…と不安です。 

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