建築視点からのスターバックスの魅力
僕はスターバックスが大好きです!
高校3年生の時に受験勉強で利用していた図書館に併設してあるスタバに初めて行って、コーヒーもおいしいし、内装もカッコ良くて、そこからスタバが好きになったのが始まりです。
今の夢は全世界のスターバックスにいくことです!
今回は建築視点から見たスタバの仕組みについて学んだ事をアウトプットしてみます。スタバ好きの人がもっと好きになってくれる記事になっていると嬉しいです!
家具やデザインの工夫
デザインを進める中で軸に置いている事は、サードプレイスのカフェ空間として、様々な居心地を体験できる空間をつくること。
具体的には「柔軟性」と「安心感」
「柔軟性」は同じ家具で統一せずに、さまざまな家具を置き、凡庸性を高め、「安心感」は席数を詰め込み過ぎず、距離感や囲まれ感をつくり、パーソナルスペースをつくること。
この二つを軸に置きながら、客席感覚にマッチした家具を配置したり、広い席空間の軸となる様な大きめな家具を置いたりしているらしいです。
また、日本人の感覚では構成する部材は細い方が美しいと感じる方が多いですが、スターバックスの採用する家具は大きめなどっしりとした家具が多いです。
その理由は、家具単体としてではなく、空間全体として家具を見ているから。空間全体からみて家具と提供したい空間が調和しているか何度もチェックしたそうです。
アートの役割
スターバックスのアートは「ブランドを語る」という役割があります。
そのブランドを感じ取ってもらう為に三つの事を意識しているそうです。
一つがグローバルのアートカタログを活用すること。何を伝えるか検討した上で、グローバル標準のアートカタログから適切なものを選ぶこと。
そして次が、総合的に考えること。アートがブランドを語りかけるものだという事をわかってもらう。
最後が、メリハリ。メインとなるアートとそれを支える様なサポート役のアートを計画立てて配置すること。
コーヒーの写真を闇雲に飾るのではなく、アートひとつからストーリーをつないでいく様なアートを活用すること。
そのアートからパートナーとお客様とのスキンシップのきっかけになる様に。
設計で意識すること
大切なのはお客様の入店からの一連の行動を、滑らかに、バリアフリーにすること。バリアフリーといってもバリアフリー法に基づいて検討するのではなく、メニューが見やすいか、死角にならないかなど、いろんな世代の方が使いやすいように自然に考えること。
パートナーさんが働きやすい空間をつくることも大切。
働きにくい環境だと楽しめません。
効率的にかつ楽しく働いている姿をお客様に伝えることが、スターバックスが目指す理想の姿らしいです!
他には、社会の変化やニーズに対応すること。
ユニークな店舗をつくる事が目的なのではなく、ニーズに応えた結果ユニークな空間と言ってもらえる様に。
例えば、公園などに店舗を設ける時は、高さを出さず、目立ちすぎないけど賑わいが生まれる様にどの世代の方も気軽に来れる空間づくりにするなど。
また、一般的な設計事務所とは違い、目的は設計ではなく、体験をつくることなので、完成したあとも、どう運営し成長しているのかを継続して追いかける事を店舗設計部も関わります。
国内外でもスターバックスらしさを感じる理由
「らしさ」を目指すのではなく、「ミッション&バリュー」が共通認識している仲間と設計を進める事を大切にしているらしいです。
また、スターバックスは人を一番に考えるブランドで、生産地の方々から働くパートナー、お客様など、関わるすべての方が人間らしくいられる事を大前提としているので、その前提から生まれる温かみなどが伝わるから「らしさ」が生まれるのかも。
以上です!
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