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お彼岸って疲れる、田舎のうつ病患者

先祖供養は大事だと思う、田舎住まいのうつ病患者。

私は、現代の日本に根付く仏教が一番しっくりくる宗教観の持ち主ではある。

古くからある家なので、自分の家の土地に代々のお墓がある。
盆も彼岸もコロナの前はサマーウォーズみたいな家だった。
大人は宴会、子供たちは庭を駆け回る。

シングルの大人になった私はどっちにも参加しなくてはならない。

長男の父の家、みんなのばあちゃん家が我が家だ。

いつでもホストなのだ。
小さい頃からホストだった。

盆休みや彼岸休みに遊びに、旅行に行こうと友達からの誘いも全て断ってきた。

準備も毎回大変だ。
20人以上の人がまとめて来るのだ
親族の顔が見られるのは、今でもちゃんと嬉しい。
遠くに住んでいる親族は少ないが、いとこの子供や孫がいつまでも私に懐いているのも嬉しい。

コロナ禍で分散して人が訪ねてくるようになった。
誰がいつくるかわからなくなった。

特に彼岸は1週間と長い。
気が抜けない1週間

更に今年はそのうち3日、私は検査のある通院がある。
地元に帰ってきた友達から、会おうとの誘いもあり、約束もしている。

ただ、とにかく今日だけが予定がなかった。
もう、泥のように寝ていた。
眠剤もいらないくらいの疲れだ。
眠れるのは幸せだが、なんだか複雑。
ここまで疲れないと眠れない。
本当にキャパオーバーで寝ているだけだ。

私は笑顔うつのタイプ。
訪れたお客さんには笑顔で元気に振る舞う。
たくさん冗談も言う。
本当にどこが悪いかわからないと思う。

妊婦さんや身体に不調が現れている人を気遣う側でもある。

ちびっ子とも鬼ごっこしたり、ドッヂボールしたり。
スポーツはできる方なので動く。

だが、やっぱり重度の鬱の反動は大きい。

予定がない。
今日はやっといつでも寝られる。
その前の夜はずっと眠れなかった。

彼岸はまだ折り返し。

明日はまた通院、お客さんも来る。

別にギリギリ嫌いとまではいかないけど、お彼岸のホストであるこの時期は、とにかく疲れてしまう。
その後の方が、またどっと疲れることもわかっている。

なんで元気なふりしてしまうんだろう?
人の相談ばかり受けてしまうんだろうか?

でも、具合悪いアピールも私には合わない。
本当に元気になるには、あとどれくらいかかるんだろう。
なんだかもう何年も毎年途方に暮れている。


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