#2 成果をあげるメンタル
本記事は「#1 もとめる成果をだすために」の関連記事です。
先に確認いただいたほうが、より理解を得やすいと思います。
・成果の方程式
成果の方程式のおさらいである。
あなたがもとめる成果をだせていないなら、方程式のどこか(あるいは全て)が足りていないと考える。
今回は、成果の方程式で最も重要なマインドについてまとめていく。
・マインドをプラスにする2つの意識
もとめる成果をあげるにはマインドが最も重要であると#1で説明した。
重要である理由は
・マインドがマイナスであれば、成果はマイナスになる
・マインドのプラス量はどこまでも伸ばせる
からである。
では、実際どのようにしたらマインドを良くしていけるのだろうか?
答えとして以下の2つを意識してもらいたい。
それぞれについて説明を行う。
・成果の基準設定を考える
自分がもとめる成果の基準設定を考えておくことが重要である。
基準設定によって、メンタルのプラスの量が変わるからだ。
基準設定というと難しく聞こえるので、料理を作る場合を例として説明する。
自分ひとりのために料理をする場合は、冷蔵庫にある具材を使って、焼いたり、煮たり、対応できるやり方でつくっている。
すなわち、「食べられれば良い」という基準設定で料理をつくる。
一方、高級レストランのシェフの場合は、具材選びからこだわり、その具材に最適な調理方法を選んで料理をつくっている。
すなわち、「今できる最高」という基準設定で料理をつくる。
基準設定によって、成果が変わっているのがわかるかと思う。
価値の高いものをつくる、ミスがないようにつくる、時間を優先してつくる。
自分がもとめる成果は、どのような基準設定でつくったら良いか考えてみてほしい。
・自分ができることはすべてやる
良い成果をあげても悪い成果をあげても、全責任は自分であると考える。
全責任が自分にあれば、自分ができることはすべてやろうと思うからだ。
よくあるのが、他人や環境に責任転嫁をしてしまうことだ。
これでは、マインドがマイナスになる。
先の高級レストランのシェフの例で考えてみる。
いざ、料理をしようと思ったときに頼んでおいたはずの具材がなかったとする。
「何で具材がないのか?」と怒りの感情がわいてきたり、「お客様への料理の提供はどうしよう?」と焦りの感情が産まれてくる。
怒りや焦りの感情は、マイナスのマインドである。
料理を行っても、「今できる最高」の料理はつくれないはずである。
自分に直接的に責任はないのかもしれない。
ただ、自分にできることはなかっただろうか?
上の例でいえば、
・料理を行う前に具材がそろっているか確認を行う
・具材がそろっていないようであれば生産者、配達を行う人に確認を行う
・具材が届かない場合は別の具材を用意する。
自分でできることは数多くあったはずである。
成果の基準設定を達成するために、自分ができることはすべてやりきろう。
・マインドを変えてみる
もとめる成果をあげられていない場合は、作業を行うマインドを見直してもらいたい。
マインドを変えるだけでも、成果が大きく変わるはずだ。
また、マインドはすぐに変えることができる。
今すぐ成果を変えたいのであればマインドを変えてみよう。