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外国人介護人材は必要?

 介護を必要とする高齢者が増加する一方で介護職員の不足が問題になってもう何年が経ったでしょうか。介護を担う日本人介護職が減っていることもあり、特に地方都市では人材不足は大きな問題になっています。
 十数年前から外国人介護人材の受け入れが始まり、新型コロナウィルスの影響で下火でしたが、収束しつつある現在は再び外国人介護人材の雇用が増えてきました。

 国は現在特定技能介護の受け入れを強化しています。2019年に特定技能介護が設置されましたが、奇しくも新型コロナウィルスの流行と重なってしまい、当初6万人の受け入れを表明していましたが2022年では1万人程度と思うように数を伸ばせていません。
 最近では、これまで対象外であった訪問介護の受け入れも可能になるかも知れないという話もあり、国としても何としても6万人を達成しようと間口を広げに来たように思います。

 外国人介護人材を雇用する必要性は本当にあるのでしょうか?
 現実問題として日本では介護の担い手は減少しています。この状況は今後も続くと思われます。実際に介護福祉士養成校も次々と閉校しています。
 そんな中、高齢者は増えていきます。団塊の世代はこれからも要介護になり、介護サービスを必要としていきます。
 この状況を考えるだけでも外国人介護人材は必要だと言わざるを得ないと思います。
 
 それでも外国人介護人材を雇用することに抵抗を感じているご施設も多いと思います。人がいないのだから雇用するのは仕方がないけど、なかなか一歩が踏み出せない。

・日本語がうまく話せないんじゃないのか
・職員や利用者とコミュニケーションが取れるのか
・トラブルが起きるんじゃないか
・すぐ辞めてしまわないか
・日本の介護を理解できるのか

こんな不安があるのではないかと思います。

 私は、これまでにいろいろな外国人の職員を見てきました。長いこと日本で暮らしいている人、外国人派遣、留学生、技能実習生、特定技能と様々な在留資格の外国人です。国もフィリピン、中国、ベトナム、スリランカ、ミャンマーと様々です。
 私の施設でも現在雇用をしていますし、問題も抱えています。それでも一つ一つ解決してます。
 皆さんの施設でも外国人介護人材の雇用を検討されているかと思います。私たちの取り組みが外国人介護人材の雇用の一歩を踏むきっかけになると良いなと思います。

 これから外国人介護人材の雇用をしようという施設やすでに雇用をしていて様々な問題に直面している施設の皆さんがこの問題の解決に興味があるのであれば、ぜひ私の記事を読んでみてください。参考にはなると思います。

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