ワーママのキャリア停滞と展望について私の実体験をもとに語ってみた。

一言で言うなら頭打ち?
子どもができてから階段の踊り場にいる気分になる。

これが世に言う「マミートラック?」
でも今の環境は微妙にマミートラックというには違う気がする。配置転換とか降格人事とかには遭っていない。

むしろ、裁量労働制✖️フルリモートの恩恵を受けまくり恵まれた環境にいるがどこか自分がずっとこのままどこにも行けないような気になる。

そう、このキャリアの状態を表現するととにかく、ここからどこかに行ける気がしない。(行ってみたいところがないわけではないのだけど)

なぜこうなったのか時間を巻き戻して見てみる。

32歳で結婚し、外資系から外資系の同職種に転職。ワークライフバランス改善目的。
目的は達成、第一子を妊娠、出産。
仕事もがんばりたいと思うもひとまず目の前の赤ちゃんと向き合うことに。

転職して間もなく妊娠で、同世代の同僚とのマネジャーポスト合戦から離脱。まずここでつまづく。その時の同僚は、そこから数年、異動してマネジャーになったり、ならなかったり。妊娠出産の離脱と昇進不成は、関係なくはないが、イコールではないと知る。


出産して復帰すると(産後5ヶ月でフルタイム復帰)上司は変わってるわ、同僚も多く入れ替わっておりまたイチからやり直しで絶望する。入社した時の上司もとっくに異動。
旧マネジャー陣はやめたり異動するも、誰も昇進していない状態が続く。忘れかけた頃、定年手前の女性が唐突にマネジャーになり同僚一同絶句。

第二子どうする問題からモヤモヤする時期に突入する。第二子のためにがんばるか、諦めて仕事に励みたいのか、揺れ動く。第一子の成長過程での悩みも多く、子どもあり仕事あり、側から見たら十分に恵まれている状況で胸の内は辛い時期を過ごす。

今度は同僚のうち年上の独身女性がマネジャーになり、年功序列説が浮上(専門職に近く、女性の多い職場でした)。やる気をなくす。私のみならず、シングル男女みなやる気をなくし離職者が後をたたなかった。

大きなプロジェクトに着手し昇進説が浮上するも、予算の都合で昇進ならず。仕事は膨張。モチベーションがダダ下がり。ここで、上に上がるか横に動くかの選択肢に揺さぶられることになる。かつ、第二子問題にまだまだ翻弄される。流産を経てプロジェクト完了。色んな意味で力尽きる。

縁あって異動する。この時、地味に昇進。
部下なしのエスカレーターの頂点に来てしまった。
かつ、世はコロナ禍。
上司は最高で人生最高のワークライフバランスと育休を経験。

部下ありルートに乗らない限り今後、ベースの給与が上がることはない。
部下ありルートとはマネジャーのことである。

部下はいないものの、プロジェクトマネジメント経験で俗称働かないおじさんや厄介な人と多々接して、本当にマネジャーが本望なのかと疑問が湧く。その反面、これまで契約社員さんや業務委託の方々のマネジメントはしていたので、部下ありルートに乗っても今とやるべこことやれることはあまり変わらない気がしてそれならエスカレーターの上がある方がよいのかなと思ったりもする。(別に上がって良いと言われてないが)

そして、第二子育休後復帰して、上の子の小1の壁にぶつかる。仕事を続けるだけでやっと。なのに、また大変なピンチがやってくる。最高の上司の退職だ。上司の仕事が自動的に流れ込んできて、給与と仕事の責任のバランスがおかしなことになってしまった。

後任の人は来ることが決まったが、どう出るべきか悩ましい。上司から流れ込んできた仕事を返上して「ただの部下」に戻るか、せっかくできるようになったのだから一部手元に留めて代わりに昇進を要求するか。上司がどんな人かによって出方を見極めたほうがよいのだろう。

出社推奨派の人だったらいやだな。
なんでも丸投げされたらやだな。
不安もよぎる。

場合によっては、ワークライフバランスが悪くなり、キャリア的には何歩も後退しかねない。

キャリアは、運と縁とタイミングじゃないか?
努力とかはして当たり前だがそれ以上に巡り合わせな気がしてくる。
小さい子がいて昇進する人は、若い頃から抜群に昇進していたり、強力なバックがついていたり、配偶者に恵まれていたり、親がサポートしていたり、何重にも持ってる人だ。

さて。
新たな上司も自身が仕事が落ち着くまでは部下をどうするのどころでないだろう。
また人間関係やり直しか。
という残念な気持ちもあるが、産休育休時代を知らない人ならマイナスでなくゼロからスタートだから逆にいいかと思ったり。

なんだかもう、ここまでくると、生きてるだけで丸儲けの世界。子供たちに何かあれば仕事どころじゃないかもしれないし。実際に、我が家の子どもに関しても、仕事どころじゃないことが幾度もあった。それでもここまで来ただけですごいじゃないか!そんな気持ちだ。

まだなんとか、仕事は続けていきたいけど、正直、ベストを尽くす、やれることはやるということ以外になんのプランもない。強いて言うなら、心に従って行けば道が開けるだろうというところ。 

え?なんの修行?いえ、キャリアの話。

そんなこんなで、部下なしで一番上の階層から今はどこにも行ける気がしない、悟り系アラフォーワーママの「キャリアの停滞の話」の締めくくりに謎の歌を。

嫌なら出ちゃえばいいけれど
今の仕事がきらいじゃない
ならば居座っていいじゃない
停滞?踊り場?関係なし!
朝が来た!仕事しよ!
それでいいのさ充分さ
生活の一部になっただけ。

お粗末さまでした!

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