ミラクル出産体験。大きな声では言えないけど…。

今週のオススメに出ていたこちらの記事が興味深くて一気に読み進めました。

経験フェチ、なるパワーワードが爆誕しております。妊娠出産は経験の宝庫ですからね。

かやこさんは無痛分娩を希望していたところ、本来のヒトにとって自然な姿で出産することに興味を持ったそうです。

出産でオーガズムを感じるという情報も出てきて出産沼？にハマり、縁あって和室でフリースタイル出産に挑むかやこさん。

本番ではさぁどうなる！！！
ハラハラドキドキが止まりませんでした。

さて、出産でオーガズム説、私も聞いたことがあります。

他にも、あまりに心地よくて寝てしまう、とか、快感物質オキシトシンが出てきて夢のように気持ち良くなるとか、そんな話もYouTubeでたくさん目にし耳にしました。

様々な情報があり、出産は十人十色。
どうなるかは本番までわからない。
これは、もはや、出産ガチャですかね？

私の場合、オーガズム説は現実のものとなりました。長男の時です。

次男でも淡い期待をしましたが、次男は陣痛から1時間以内に出てくるというペースで、とにかく早過ぎて、痛い！うぅ！と思ったら終わってました。体感速度が早過ぎて気持ち良さを感じる余裕がありませんでした。それもそれで、後世に？語り継ぎたいほど誇らしい体験でした。

それで、長男の話に戻ると、2時間くらい本格的な陣痛があり、息み始めてからは30分？とか、スピーディーでした。

ん？気持ちいい、なにこれ？？えええっ！！！
みたいな感覚があるのは息んでいる間でした。

頭がニョキっと出た時たぶん裂けていて、その瞬間は痛かったのですが、それ以外、出てくる過程では痛みが全くと言って良いほどないのです。

にゅる、にゅるっと出てくる間、ずっと気持ちよくて、はぁ〜〜ナニコレ〜、って頭の中で思ってました。

助産師さんの指示を聞いて、助産師さんの目を見て、目も見開いて、お腹に力も入れている状態のはずなのに、そうした理性と別人格の私がとにかく全面開放でトランス状態になり、気持ちいい〜！！と心の中で叫んでました。ぶっ飛んでましたね。

そして生まれた瞬間、嬉しいと同時に、祭りが終わった、みたいなセンチメンタルな感情もありました。

もう7年前の出来事なのに、まだ思い出せるくらい強烈でした。

あまり大きな声で語れる内容ではないかもしれませんが、私の中では一生の思い出になりました。

感傷に浸りながら、埃を被ったビニールプールの空気を抜く夏の終わりの週末の朝です。

かやこさんの記事に出会えて感謝しています。