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夫婦の話。もし私たちに子どもがいなかったら、と考えるのもまた趣深いものがある。

毎日、自分の力のなさに落ち込む日々。

子ども2人、パパママ2人。
実家の人手もお金のサポートもない平凡な共働き核家族で毎日生活はぱんぱんだ。
子どもひとり体調を崩せばもう、てんわやんわの大騒ぎ。

夫婦の会話はなし。

子どもたちの話題と冷蔵庫が壊れただの、次の出張はいつだの、そんな話題も、できればよし。ひどいときは「えっ、なにそれ聞いてない」「言ったじゃん」。そんなことの繰り返しだ。

昨日は、ともに夜充電切れで、朝起きたら洗い終わった洗濯物がくしゃっとなって残っていた。いつもは浴室乾燥と乾燥機に振り分けるのだが。仕方なく在宅勤務中に生乾きの洗濯物を再度洗濯した。

同じマンションでは、昨今のマンション価格高騰の機を捉えて何回か売りに出して引越したご家族がいた。同世代のDINKSのご夫婦もいなくなって、少しハイクラスなマンションに住み替えたのかな?なんて想像している。

子どもがいなかったら、引っ越していたかもね。

そう夫に言われて気づく。
夫婦2人の暮らしについて想像するのも趣き深い。

もちろん、子どもがいない方がよいとかそんなではなく、ただ、想像するだけだ。

子どもがいない頃は、ふたりで朝8時頃まで寝てたよね。そんなことはよく話している。
2人とも、朝が弱いからだ。
夜ご飯も、好きなものを作ったり食べに行って気楽で楽しかった。

子どもがいなかったらどんな人生だろう?

それは、ただの想像を越えて、なんとなく、今であれば子どもが巣立ったら何して過ごそう?と問うているような気になる。それまで夫婦仲良く一緒にいれれたらだが。

例えば、息子の通う将棋教室に夫婦で通って、帰りにいっぱい飲んで帰るかもしれない。

例えば、息子とではなく夫と映画館に行って買い物して帰ってくるかもしれない。

例えば、子どもの生まれる前に行っていたように競馬場で馬を愛でてるかもしれない。旅行もそろそろ行けるだろうか。ばんえい競馬にもまた行きたい。

地味で平穏な日々が流れているかもしれない。
きっと、毎日ゆとりはあるのだろう。
時間的、体力的には。
でも、今は知り得ない悩みも抱えるかもしれない。

ところで想像って不思議だ。

想像したら、やりたくなる。
夫とどこかに出かけてみたい。

いつ叶うかわからないけど、そんなことを考えると、すこし、子どもとの慌ただしい生活にそよ風が吹いて疲れが和らぐ気がする。

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