やってみた。私のコーヒー時間。朝のドリップコーヒーを子どもに披露!

土日に限り早起きの子たちも、雨の朝はのんびり。

土日の朝、パパは存在感なし。姿なし。

私ものんびり起きてゆっくり朝ごはんの準備をする。

いつもそうだが、食いしん坊バンザイの下の子1歳男児がキッチンにきておねだりする。
冷蔵庫をあけろと、訴えている。
抱っこしてのぞかせてあげると、ヤクルトに手を伸ばす。
ヤクルトを渡すと、踏み台に腰をかけて飲み始めた。
キッチンの踏み台がちびすけが食べ物をおねだりして仕留めた時の定位置だ。

ちびすけがヤクルトを飲んでくれている間に子どもたちと自分の朝ごはんを準備して…

と思ったら、ちびすけはヤクルトを飲み終わり自らゴミ箱にゴミを捨てている。
急がないと、次のおねだりをされる。

私は急いでテーブルに準備できた物をエッサホイサと運び子どもたちをテーブルにつかせた。

私のコーヒーはドリッパーをセットしたままで淹れる時間がなかったが、今日は、テーブルでドリップコーヒーを淹れることにした。

まずはしゅっ、と豆を蒸らす。
ツーっとお湯を垂らすとモコモコと豆が立ち上がる。
いい匂いとともに湯気が立ち上がる。

上の子6歳男児はマイペースに自分のご飯を食べ始めた。さすが、猫っぽい兄。自分のペースを崩さない。

下の子は、目の前であがる湯気に目を奪われて「これはなんだ」と言わんばかりに釘付けになっている。

2回、3回、とお湯をぐるーっと垂らしていく。
その度に湯気が上がる。
ちびすけが湯気をつかもうとちっちゃな手をのばしてくる。
残念、湯気はつかめない。

ぽとぽととコーヒーが入る頃、ちびすけはつかめない湯気に夢中になっていた。
つかめないけど、触れることに気づいたのだ!
上に上っては消えていく湯気。

彼はいつも無我夢中で掴もうと試みているお水と湯気が仲間だと気づいたのかも知れぬ。
お水は下に垂れて湯気は上に上がる。

ちびすけは私がコーヒーを淹れ終えると満足して自分の朝ごはんに着手した。

私がコーヒーをしろくまの絵のついたホーローのコップに入れる日はしろくまが気になってコーヒーを奪いに来る。その度に必死でコップを取られない様にしていた。今日もしろくまのコップに淹れていたのだが、湯気に気を取られてしろくまに気づいていなかった。しろくまも寂しかろう。

コーヒーフィルターと豆を捨てて、トーストを食べようとしたらネズミが齧ったような跡があった。コーヒー用のお湯を運んでくる間にちびすけに食べられたようだ。

湯気も遊びになるなんて、コーヒーがあって子どもたちがいる暮らしっていいなと思う。

子どもたちが大きくなってコーヒーを飲めるようになったら、そう想像したら歳を取るのも悪くないと思う。またひとつ、楽しみが増えたことをありがたく思う。

猫っぽい上の子は淹れたてのホットコーヒーは飲めないに違いない。

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