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育児と仕事の両立に「正解」がないからこそ、必要なこととは?

前にあげて、じわじわ読まれているこちらの記事。子育てをお母さんが仕事もしながら「もっとがんばる」のは限界があるさ〜という内容だった。


この記事を書いたときには、まるで「パパvsママ」みたいな構造にしてしまい着目しきれなかったことがあった。

それは、当事者の納得感は大事で、そのための「選択肢」が必要だ、ということ。そして、働き方、育て方の理想を夫婦で擦り合わせたいことだった。

納得のいく子育てと仕事って?

仕事と子育ての両立がしやすくなる方法はさまざまあるだろうけど、方向性として、「パパやママが楽になる分、子どもに皺寄せがいく」ことを望まないママやパパは多いのかもしれない。

正解がない中で「パパもママも、働き方や育て方を納得して決められたか?」が今後は大切になる気がしている。

例えば、小1の壁の対策として「小学校が朝7時に開門する」という動きがあるとニュースでやっている。

早く学校へ行きたい!と喜んでいく子どももいるかもしれないけど家で過ごしたい子どもにはいささか気の毒ではある。

1時間くらい遅く出勤しても問題ない体制や在宅勤務の柔軟さがもし職場にあれば、小1の壁のひとつである出勤時間より登校時間が遅い問題に対して選択肢が一つ増えることになる。

退職、祖父母やシッターやファミサポの利用、転職、子どもに1人で家を出させる、などの選択肢の他に「1時間遅く出勤する」「在宅勤務」が出現することになる。更に、ここに「パパあるいはママが」というチョイスがあれば2✖️2で4つの選択肢が増えることになる。 

他にも選択肢が問われる例はある。
手作りでない料理はどこまでオッケーか
子守りも家事も壊滅的な父親に子を託して出張に出ていいのか
どんな習い事をどの日にさせるか
子の病気はどこまで丁寧に扱うか
行き渋りにどこまで寄り添うか
勉強にどれだけ伴走するか

おそらく、昔は選択肢が少なかった。

仕事を続けたければ子はばぁばに丸投げ
仕事を続けたければシッター代は惜しむな
仕事を続けるなら母親失格と言われることを受け入れろ

そんなふうだったのかもしれない。

選びたくても選択肢がないと納得感は下がるだろう。

働き方に比べ「育て方」選びは難しいかもしれない

例えば「仕事もがんばってね!私は、子どもは延長保育とシッターにお願いして家では寝かしつけしかやらなかったけど、子どもたちはいい子に育ったわ!」とスーパーキャリアウーマンに励まされたとしても、それは果たして私のやりたい育児なのか?と悩む人も多いだろう。

働く人にだって、理想の子育てがある。

でも、何をどこまでしたらよしなのか、何が起こるかわからない子育てでは決めきれないことも多い。手探りだ。

ついでに、正解も、ないのだろう。

「自分がやりたい仕事」と「自分がやりたい子育て」の2本の柱の間で引き裂かれる母親。(父親も、いるかもしれない)

夫婦で決めたい「働き方」と「育て方」

父親も母親も、共働きであればお互いが望むキャリアの積み方について話をしたいところ。

そこに、どんな子育てをしていきたいか?もセットで話し合ったほうがよいのだろう、と思う。

いやぁ…実に、パートナーシップが問われる局面でハラハラする。

ますます価値観が多様になる世界で、子どもに教えないといけない「自分の生き方を他人と協力しながら自分で納得して決める」ってことを親がまずは進んでやるべきかな…と思い始めている。

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