雑記。「子どもの成長は早いね、私も歳を取るわけだ」と言われた時の返し方を考えてみた。
小さい頃から、大人の、特に女性は「歳をとること」についての話題が好きだと思って生きてきました。
益田ミリさんのエッセイや漫画にハマった時も同じ話が出てきて、益田ミリさんをますます好きになったのです。
祖母も母も歳をとることに敏感でした。
この写真のばぁば若い!
歳は取りたくないものだ。
若いっていいね。
若くていいね。
私も歳をとるはずだ。
若く見えていいね。
老けてしまった。
私もそんな歳になったんだね。
いよいよ、大台に乗ってしまった。
もうシニア割が使えるのショックだよ。
民生委員が見回りにきた。そんな歳か。
〇〇ちゃん(私)も歳をとったね。
〇〇ちゃんは高齢出産だから心配。
こんな言葉たちを浴びてきました。
その度に、歳をとることがネガティブに感じられたものです。
正直、私はこうした言葉があまり好きではありせん。
もちろん、祖母や母がそう思うのは自由です。
しかし個人的には、年齢というどうしようもない流れに悲観的になる必要ないのにな、と思ってきました。
できたら、いくつになっても、人生の楽しさを見つけてほしいなと。祖母や母の気も知らず、生意気でしょうか?
一つ言えるのは私は42歳で、人並みに悩みはあるけど年齢を重ねたゆえの悲観はしないような思考回路みたいです。だって、みな平等に歳をとります。それに、歳をとることさえも許されずにこの世を去らざるを得ない人だっています。
あと、できたら、大変な世の中を生きる子どもたちに、大人って楽しそうだな、と思ってほしいと思っています。
やはり、私は青臭いのかもしれせんね。
子どもや私の誕生日のたびに実母から「お誕生日おめでとう。」のあとに、「私も歳をとるわけだ」と言うひとことがメッセージについていて、少し胸の奥がチクっとします。
また「あ、またかあ」とがっかりしてしまうことに気づき、話題は子どもの誕生日であってあなたの年齢の話じゃないでしょ、という気持ちにもなり、そんな了見の狭い自分にもがっかりします。
「私も歳をとるはずだ」
この典型的な会話の流れ、古今東西のお母ちゃんたちのいわば定石とも言えるこの会話の流れを私は止めることができません。
としたら、そうだねの他に気の利いた返しができないか、考えてみました。
私も自動返信的に会話の流れを作って流し込めばいいんです。
見つけたのは、これです。
歳月人を待たず。
年月は人の都合を待たずに過ぎ去っていくことだそうです。
これ以上同意できないくらいその通りで無情な感じが気持ちいいです。
昔から人々は同じように考えるのか、類似の言い回しがいくつかありました。
これだけバリエーションがあれば、しばらく持ちそうです。
駒、と言う言葉が複数入っています。
息子が将棋が好きなのでこれらの語源が気になります。人生いくつになっても新しいことを知るのは楽しいものですし、学び続けたいなと思います。
まさに、歳月人を待たず。
一日も無駄にできません。
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