この夏ほしいのは、存在感のないお腹!
noteのペンネームが「ぽよん」の私は、最近自分の腹がぽよん化していることがとても気になっている。
もともと素敵な腹筋など持ち合わせていないのだが、どうにも、座った時も立った時も「キミ、誰?」と突っ込みたくなる奴らがそこにはいる。
不思議だ。
私の腹は、もっと、存在感がなかった。
薄いとか、締まっているとかからは程遠い、腹筋のなさそうなシケたお腹ではあった。しかし、何の主張もなく、でしゃばらず存在感がなかった。
なのに、最近こやつの存在感と言ったら!
決して、締まっている腹筋のほどよくついたお腹がほしいなんてわがままは言わない。ただ、お腹についたお肉が気になって集中が削がれるのがいやなのである。
最近存在感が増しているお腹のお肉。
「肉」とか具体的に指してしまうと、ますます、その存在を直視し受け入れざるを得ないことに絶望してしまう。
あまりの増しっぷりに、最近、危機感を覚えている。
このまま腹の存在感が大きくなってしまったら、私はきっと一日中、「キミは誰?どこから来たの?いつまでそこにいるつもり?」と問い続けることななる。
そんなの、あんまりだ。
2歳になるちびすけが、ずっと、暇つぶしに私のおへそをカリカリかいていた。自ら傷を作り、傷口を削っているのである。ジクジクして痛いときを越え皮が厚くなっている。
なぜ、幼い子は、かさぶたを剥がしたかったり、傷口を広げたりしたがるのか。
遡ればカリカリとの戦いの歴史は長く、えぐれそうなおへそ付近の肉を手当てしたりキズパワーパッドを貼ったりいろいろしてきた。
お腹のぽよん化に伴い、おへそも以前より大きく見えてくる。
ずっとちびすけに、おへそをカリカリするのを辞めるように訴えていたのだが効果がなかった。
ところがここ最近、ちびすけに「おへそ、だいじだいじ」と言うと、「だいじだいじ」と復唱してくれておへそをカリカリしないことがわかった。
そこで、「おへそだいじだいじ」と言いつつ腹を手で保護するようにおへその辺りをさすることにした。ご丁寧に、ちびすけは、「だいじだいじ」と言いつつ私のへそ付近をよしよししてくれるのである。
しかし、昨今の、ぽよん化したお腹をちびすけになでられてとても複雑である。
へそは大事だ。
しかし、ぽよん化した腹は、いただけない。
少し、ほっそり、というか、平らにとは言わないが、その存在感を気にしなくていいくらいに引っ込んで欲しいのである。
2度も出産したので皮がたるむのは許す。
けれど、どう姿勢をとってもなんだか、そこに居着いている「ぽよん化したお腹の肉」にはどうしても退散いただきたい。どう見ても余っている。
どうかこの夏に、このお腹の存在感とおさらばし、お腹以外のことに集中したい。
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