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本音と建前

こんばんは。かんてんです。
最近、寒さが急に増してきて、体温調節が大変になっています…
皆さんいかがお過ごしでしょうか。


最近、私は自分と向き合う時間が多くなりました。
もしかすると「将来に対する不安」から生じた焦りによって、今を必死に生きようとするがあまり、こんなことになっているのかもしれません。

大学生活も、もう半年以上が過ぎました。
様々な学問に触れ合って、いろんな人と話して。
高校のときと比べれば世界が少しだけ、広がったのではないかと
そう思います。


しかし、それも幻想。
私の現状は言ってみれば「絶望的」と表せる。

大学生の時間は一種の「自由」みたいなものを孕んでいると、私は思います。まだ失敗が許される、そんな状態。

せっかく失敗してもいいのなら、私はとにかくいろんなことを体験したいし、いろんな世界を知りたい。入学当初はそんな思いでした。


では、今はどうか。
はっきり言って「何も面白くない」状態です。

高校生のときは、見たもの全てに興味を持つような、
好奇心の塊みたいな人でした。
(自分で言うのもおかしいけれど)


なぜ空は青いのか。
なぜ人は話すのか。


とにかく、知りたいことがたくさんあった。
いつしかその気持ちが「読書」につながっていたのだと思います。



私がなぜ、今回の題名を『本音と建前』にしたのか。
その理由は「自分を偽るような生き方をしているのではないか」と私自身に疑問を抱いたからです。


先日、寒くなってきたこともあり、冬服を買いに行きました。
普段服を買いに行くときは、どの服を着ればいいのか、どんな色の組み合わせにすればいいのか、など考えることが沢山ありすぎて、服を選ぶのに1時間以上かかってしまいます。頑張っても30分はかかる。

けれども、先日のお買い物では、服選びがすぐに終わりました。
もちろん買うものが少なかったというのも早く終わった理由の一つですが、1番の理由は「自分の直感を信じた」こと。

もともと「セーターが欲しい」と思って服屋に向かったのですが、
店内をぐるっと一周したとき、一つのセーターが目に留まりました。
思わず「これかわいい…」と呟いてしまうくらい、そのセーターが特別なものに見えたのです。


こんなことがあって、私が私の気持ちをどれだけ信じられていなかったのかに気付いたのです。

今、自分がしている行動について「それが正しいのか」「それは必要なのか」と自問自答することはあると思います。

しかし、自分の行動に対して、あまりにも否定的になって、
「あれはだめ」「これじゃない」と責めていると、
本当の自分の在り方がわからなくなってきます。

そもそも「本当の自分」なんてものがあるかどうかもわかりません。
けど、「私はこれが好き」と誰かに伝えられる自分は、
「本当の自分」の1人だと思います。


友達と話す時にも、相手と話すことばかりに意識が向いて
自分の本当の気持ちを話せていないのではないかと思うことがしばしばあります。

「そうだよね」「うんうん」と相槌を打つのはいいけれど、それでは本当に話を聞いているのか伝わらない。だからと言って、相手の話に何度も返答しようとするのは鬱陶しい場合がある。

会話に対して、ここまで考える必要はないのかもしれませんが、
人間の繊細さを考慮するとそれも必要。


だから「本音」じゃなくて「建前」で話してしまう。


相手とどれだけの関係性を築いているのかにもよると思いますが、
「建前」で話すのは正直つらい。
可能なら、このnoteで書き綴るように多くの人と会話できればいいのですが、そうとはいかない。

なぜなら「会話」は「その瞬間に生じるもの」だから。

手紙やメールなど「書き言葉」で話すものは、ゆっくりと自分の納得のいくまで考えて話すことができます。けれども「会話」はそうはいかない。
話す相手や話をする場所などによって、その瞬間の言葉をすぐに考えなければなりません。

もちろん、一概にそれがすべてではありません。
手紙やメールをすぐに返せる人もいれば、会話において、じっくり考えた上で自分の気持ちを相手に伝える人もいます。


そう考えてみると、言葉を紡ぐ上で「時間」は考える必要はない気がしてきます。場面によってはすぐ返さなければいけなかったり、期限までに返さないといけないこともあります。

しかし、
大切なのは「その言葉を届けるのにどれだけの時間を要したか」ではなく
「どんな思いを込めてその言葉を届けるか」ではないかと思います。

ゆっくり、じっくり考えて言葉を届けるのは、
それだけ自分の思いを相手に伝えようとしているということ。
時間がなくても、今すぐ相手に伝えるべきことなら
すぐに伝えるほうがいい。

そんなふうに、私も言葉ともっと向き合っていきたいです。


私の言葉、あなたに届きましたか?



2023.11.16 かんてん

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