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生物と無生物のあいだ

分子生物学者の学者 福岡伸一の2007に書いた本である 実験を重ねて成果を発表する研究者の大変さがよくわかる本で小説より面白いかも  それなのに また 積読にしてしまったのを取り出して読み直してみた 時間は存在しないを読んだ時にあまりよくわからなかった エントロピーについて少々理解できたような気がする
分からない本も少し頑張って 読むべきなんだな


p147 エントロピーとは乱雑さを表す尺度である。 全ての物理学的プロセスは 、物質の拡散が均一な ランダム 状態に達するように、 エントロピー 最大の方向へ動き、 そこに達して終わる 。これを エントロピー増大の法則 と呼ぶ。

p149 生きている生命は絶えず エントロピーを増大させつつある 。つまり 、死の状態を意味する エントロピー 最大という危険な状態に近づいていく 傾向がある。生物がこのような状態に陥らないようにする 、すなわち生き続けていくためのため 唯一の方法は、周囲の環境から負のエントロピー=秩序を取り入れることである 。実際、生物は常に負のエントロピーを「食べる」ことによって生きている。


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