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人類の物語2 どうして世界は不公平なんだろう

工場ではあんなにたくさんのお菓子が毎日 生産されている
とっかえひっかえ いろんな服を着て飽きたからと言って捨てている
一方で ゴミ漁りをする ボロボロな服を着た子供たち
どうして世界はこれをどうすることもできないのだろう
自身についても若い頃共働きをしながらあまりの忙しさに矛盾を感じていた
洗濯機 や 掃除機など便利な物ができて楽になるはずなのに親の世代と比べて 逆に忙しくなっている
余裕がない 急かされている 操られてるようなこの感じ 一体これは何だ と思っていた

こうした疑問を解き明かしてくれたのがこの本だ
地球最強の生物になった人類は狩猟採集の生活から農業革命へと突き進んだ
その結果 起きたこと 「第2章 しまった こんなはずじゃなかったのに」が面白い
貧富の差が始まり 物を持つことにより争いも多くなっていく
人類は協力しあって生きていくためのルールをたくさん作った
ルールを信じて守らせるための物語も作った
でも弱い立場の人間は信じて 守った ルールによって縛られる
お金や国家や税金や 階級制度 信仰や結婚についても それぞれのルールに魔法がかけられる

何百人もの人々が悪い物語 を信じるとき、まるで悪夢で身動きが取れないように逃れられなくなる

p156

もし 悪い物語を変える必要があるなら、それをするのは子どもたちだ

P157

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