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私の履歴書

この文書は下記のような方々に捧ぐ。もちろんお時間許す方、どなたが読まれてもオッケーです!

・学生さん
・現在安定した仕事についているがもやもやしている方

私としては迷っている人の背中を押して「飛び出せ!海外!」というわけではござんせん。やれ、やるな、どちらでもなく、ただ行動する前に実際に海外飛び出した人がどうなったかを参考にしてくださいと。そういう意味では自分の履歴も役に立つかなと思い、ここにしたためる。

東京で1社 派遣社員(働きながら日本語教師養成講座へ)
中国で3社 現地採用(=契約社員) 前半2社は会社業務+日本語教師
                  後半1社は全日制学校の教師
出産のため一時無職
中国で2社 現地採用(=契約社員) 財務会計関係

全部で6社で働いたことがあります。年数は割愛!

そして、下記が海妹さんオリジナルの社会で人材が評価される要素の計算式

*企業は日系企業を想定*
大手      能力✖️学問・資格✖️経験✖️海外➖独特
中堅
中小
ベンチャー
フリーランス  能力✖️学問・資格✖️経験✖️海外➕独特

日本で就職し会社から海外へ派遣される駐在員ではなく、海外へ出てきてから現地で仕事を探して就職する人は、語学力が高く異文化に対する理解が高いのが特徴です。これは会社にとってもプラスなのですが、反対に独立意識が高い、独自性がある、そして、日本寄りではなく海外寄りになってしまうかもしれない。もう少しわかりやすくいうと、現地採用の人は語学能力が高いので現地人に対して同情的になりやすいという側面もあるのです。こういった部分が、あるいは日系企業にとってはマイナス面として映るかもしれません。

ただ、ずっと中国で仕事し生活しながら変化を見てきました。昔に比べて徐々に駐在社員→現地採用へのシフトを進めている会社が増えているように思います。それでも、最初に現地採用になり、その中から実力があれば本社採用になれる。それも、そういう取り組みをしている会社は一部で、頑張っても正社員になれない可能性の方が高い。ここはシビアです。

経験を求めて海外に出てもいい。しかし、その後もし大きい会社に入って働きたいのなら、正社員と現地採用の壁については知っておいた方がいいですね。ここは私のわかる範囲でできるだけ詳しく書いておきましょうか。女性、男性、どちらにも現地採用はいて、男性の方の待遇がどうなのかはちょっとわからない。或いは現地採用で、品質や製造等専門技術が高ければ駐在員の方と同じかきちんとした待遇で雇ってもらえるかもしれません。ただ、全般的にいって現地採用は駐在よりも待遇が低いのです。同じ日本人なのに違う、これが割と心にきます。語学の面に関してはこちらの方が上ですが、それは給与に反映されないのよね。

そして、もう一つ、品質管理や技術面、製造系で経験とスキルのある日本人男性の中には、日系企業での経験を活かして中国系企業に入り現地採用になる場合もある。これが給与がめちゃめちゃ上がります。但し、契約をいきなり切られることがある。結果ありきなので、結果が出せないとすぐに捨てられます。ちょっとイレギュラーですが、こんな生き方もある。

ちょっと視点を変えて、私は20代でこっちに出てきてから、恵まれていた点は、中国で起業をする経営者の人たちと接することができた点です。あのエネルギー、すごいです。日本人の方達ですよ。海外に飛び出したら、独自性を手に入れることができるかもしれません。それを持って、自身でフリーランスでやる、起業する、あるいはベンチャーに近い会社に入る。日本人は現地採用しかいないような会社に入るということです。それなら能力さえあれば、思い切り仕事ができるでしょう。

型にハマりたくない。自分で何かしたい、何かできる、自信がある人は、武者修行だと思って海外に飛び出ることに賛成します。

ただそこでもう一つ老婆心ながら申し上げます。私が若い頃にこちらに出て、バリバリやっている日本人経営者の方達、最初はちゃんと企業に所属していたんですね。40代半ばまで企業に所属してたのではないかなぁ。また我が父は自営業で会社をやっております。企業所属経験は無し。能力のある人でも、大きな会社に入ってその仕組みを見たことがある人と、見たことがない人は違います。ある程度完成された仕組みを見ていれば、人の真似をできる。気に入らないとこだけアレンジして使える。見ていなければできない。大企業で働けるチャンスがあるなら、それは絶対に無駄にならないと思いますよ。起業、ビジネスをしたいのなら、まずどこかに所属することもいいと思う。(就職して辞められる会社さんは迷惑ですがね)

そして、今度は、ビジネスではなくて芸術家志望の方。
実は私ももともと芸術家志望でして、というか、今もか?
だから、多分こういう気持ちではないかなと思って、ここに書きますね。私ねぇ、社会人になるのがすっごい怖かったんです。一途に小説家なりたいと思ってましたから。(というか今もなりたい)小説家というのは感性の世界だから、会社というものに入って常識を叩き込まれたら、自分の芸術家としての何かが壊れてしまうってすごい思ってて、めちゃめちゃ怖かった。
会社に入って普通に社会人やるというのは、自分の体を四角い箱に無理矢理押し込めるようなものに思えて、めちゃめちゃ悲しかったんです。だから逃げ出しちゃったんですけど。
その感覚、普通に働いている人にはわからない。でも、私にはわかります。生活をとるか、それとも自分のものを作っていきたいという気持ちをとるか、これは一人一人にとって大切な問題なので、こうしろとは言えないのだけど。
私はだから、楽に生きる道を捨ててお金にはならないけれど自分のままで生きていけそうな道に入りました。めっちゃ、苦労した。嫌な目にもめちゃめちゃあいました。
本当はですね、小説家の方でも一旦社会人になってきちんと働きながら小説を書いている人もいます。だから、社会人になったら芸術家の自分が死んじゃうなんて思う必要はないんだけど、私の悩みは、自分が器用貧乏というのですかねぇ、多分、会社に入ってもそこそこやってけるだろうなとわかってたんですね。小説以外の仕事に一生懸命になったら、もういいやと小説を書くのを諦めてしまうんじゃないかって、そこまで思い詰めてました。
今思えば、書けない原因は他にも色々あったと思いますけど。
日本語教師になるのを選んだ理由も強烈で、一つに言葉を扱う仕事だから小説と関連があるということと、もう一つが待遇が悪いからです。夢はあるけど、なかなかに厳しい待遇の仕事です。国内でベテランになれば大丈夫かな。
待遇が悪ければ、もう、小説書くしかないと思って自分が必死こくかなと思って、退路にかかった橋を落として、みたいな行為だったんだと思います。

結果、どうでしたか?
それでも長い時間、書けなかったよ!(むしろ笑える)

自分が夢に真っ直ぐに向かえなかったのは、話せば長くなるいろんな事情がありました。ここでは書きませんが、ただ、本当はちゃんと会社に入ればもっと活躍していたかもしれないのに、苦労する道に入って安定よりも小説に書けそうな経験したいと思って生きてきました。そのことを今、後悔していません。

大学卒業のあの時期に、選んでしまった結果を今も引きずって、そりゃあ何度も嫌な目にあいました。それは、卒業のあの時の若い自分は知らなかったよね。

人間はですね、こんなふうにできているのです。
いつも自分が手に入れることができなかったもののことを考えています。
そして、自分が手にしているものについては気づかないんですよ。

私は、もしかしたらバリバリのキャリアウーマンになれたかもしれません。それが、ここでだけ言っていいすか?ここでだけ。IQが自分より低い人より給料は低く、しかもパワハラじみた言動で他人の前でバカにされ、それでも笑うしかなかった。だけど腐らず生きてます。だから私は偉いんです。自分が知ってます。そこらへんのやつらより忍耐してきたぞと。

そんな毎日に忙しくて、忘れてしまうのだけど、昔、手に入れるのを諦めたものの代わりに、手に入れたものは確かにあります。

成功する人というのはね、自分が手にしているものをちゃんと活かせる人なのですよ。何も持ってないわけじゃない。だから、ちゃんと自分で悩んで、とことん考えて、選んだ道ならば、その先に必ずあなたが得るものはあります。他人がなんと言おうと、自分を信じて、頑張ってください。そして、途中でどんなに嫌なことがあっても、諦めないで。

そして、自分が成功する日、それまでの時間が他の人よりも長くなってしまったとしても、それは人と比べるものではありませんから。周りの人に迷惑をかけずに生きているのであれば、その日までどんなに長い時間がかかったっていいんです。自分の人生ではないですか。紆余曲折があったって、全ての過程が愛すべき場面です。今、頑張っている自分に、そして、過去、頑張ってきた自分に、偉いねって言ってあげてくださいね。

最後の部分は、芸術家になりたい方だけ読んでいただいた方がいいかしら?
ちょっと支離滅裂になってしまいました。すみませんね。
2024.04.18

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