汪海妹

2020年より魔法のIランドと小説家になろうに小説とエッセイを投稿しています。子供の頃…

汪海妹

2020年より魔法のIランドと小説家になろうに小説とエッセイを投稿しています。子供の頃から体質的に人間心理に非常に敏感で人生の前半を苦労して生き、その体験をもとに作品を綴っています。私より若い私と似た誰かへ届くことを願ってます!^^

マガジン

  • 結婚育児家族について

    育児や家族の笑い話や嫁姑戦争からの育児にもしかしたら役立つかもしれない話

  • 恋愛について

    真面目な時には心の整理の付け方を詩的に語り、不真面目な時には合コンテクニック的なものをお笑い劇場のように繰り広げております。お酒を片手に読んでいただけると嬉しい。^^

  • 小説・詩

    魔法のIランド、小説家になろうには既に書いた小説がありますが、こちらには私小説風の短編や詩を不定期であげられたらと思っています。

  • 海外生活について

    このまま行くと日本で暮らした年数より中国で暮らした年数の方が長くなってしまう立場として、せっかくだから国際的感覚で物申す。日本人でもなく中国人でもないほにゃらら人です。

  • 私なりに書き方の進め

    文章の書き方について書かれている人は多いので、あくまで私なりの一風変わった書き方のススメです。

最近の記事

ばななさんと私①

キッチンが出版された時に思春期だった私や姉や友達は、吉本ばななさんの本をよく読んでいました。一番読んでいたのは学生の頃で、それから一時的に離れています。最近読み返したいなと思っていたけれど、敢えて読み返す前に感想のようなものを書きたいなと思ってました。 一つに大人の自分が読み返してしまうと、10代の自分が感じていたそのイメージを上書きして消してしまうよな、それともう一つが昔熱心に読んでいてその後ずっと離れていて、その時間の波が記憶を削って余計なものを持っていってしまって、そ

    • スターバックスの向こう側

      かわいいイラストお借りしました! <(_ _)> 今日はワタクシの国際結婚というよりは格差婚について書いてみようかな、と思い筆をとる。 手酷い失恋して、その後東京で良き人はいないかとウロチョロしたが、なんだかいまいちうまくいかず、もう男とか結婚とかどうでもいい。海外渡り歩いてやろうと思って一国目の中国に来たその日に結婚相手と出会う。今の主人である。 かみさま、意味不明です。ほしいと思っている時は日照りで、どうでもいいと思ったら降ってくるなんて。 ちなみに付き合い始めた

      • 恋は駆け引きである③

        体をバスタオルでしっかり拭いて、髪も拭いて、スーツ着て会議室に戻ってきてみると、講師が演台で何か飲んでいる。 「あ、みなさんもどうぞ」 「……」 見ると無味乾燥なグレイの会議机の上に、琥珀色の液体が丸みを帯びたグラスにシングル程度に入っている。ウイスキーでしたっ! 「飲んどいた方がいいよ。風邪引くかもよ」 樹くんの優しい声に惹かれて、恐る恐るグラスを持ち上げるみなさん。ウイスキーの銘柄は割愛!滝に打たれて体の冷えてたみなさん。ちょっとホッとする。そして人心地ついたとこ

        • 恋は駆け引きである②

          とある近代的な高層ビルの3〜40人ほど入りそうな会議室。プロジェクターの映像を映すスクリーンの脇に、スーツ着たうさぎと本日はスーツ着た日本人男性が1人いる。 「なんで、こんなところにいきなり呼び出されているのだろう?」 「いいじゃないですか。あの先生と一緒だとちょっと調子が出ないので」 「しかも、なんで俺、若返っているの?」 「僕と登場してた時は若かったでしょ?」 「今はもう50代で社会人の息子と娘がいるんですが」 「ま、いいじゃないですか、ね」 ぽんぽん 本当は肩をたた

        ばななさんと私①

        マガジン

        • 結婚育児家族について
          3本
        • 恋愛について
          10本
        • 小説・詩
          6本
        • 海外生活について
          4本
        • 私なりに書き方の進め
          8本
        • 人間関係その他
          11本

        記事

          生きているうちに

          ある一時期を共に暮らした大切な人が 君に 大きな病気をした時に知らせずに やっと知らせてきた時にはもう ただ死を待つばかり 君はその時きっと 彼女の傍に君よりもっと近くにいる 他の人がいて 君が頼られなかったことに 君が昔のように彼女に頼られなかったことに ひどく傷ついたのかもしれない 君にとても近かった彼女と君の心が いつの間にかとても遠く離れてしまっていたことに その時、気づいたんだね 死にかけている時に真っ先に 知らせてもらえなかった時に 苦しいとか怖いとか言ってもら

          生きているうちに

          恋は駆け引きである

          「皆様、今日は、恋愛コンサルの先生をお呼びしてまーっす。どーぞー」 のそのそと出てきたのは、スーツきた小洒落たうさぎだ。イメージとしてはパリッと決めた白系スーツのポアロの服装をした小学校低学年くらいの大きさのウサギが生物学と物理学の法則に逆らって人間のように二足歩行してるってことでお願いします。 「どうも、シロです」 「いえーい!」 「先生、うるさいです」 チーン 「白いウサギだからシロとすごく適当に名前を決められて、この人の書いた小説のAnother story

          恋は駆け引きである

          安全圏にいる人が口にする差別的な言葉は関係のない人を巻き込むことがある

          中国人は で始まる差別的な内容のタイトルを見つけて、ギョッとして読んでみました。全く内容のない訳のわからない文だったので、読み飛ばしました。その後つくづく思ったのですが、私ね、反日デモの時にもここ深圳にいて、あの時期は「お前は何人か」と聞かれたら「韓国人だ」と答えて生活していたんです。また、あの時期には現地の日本人小学校にものが投げ込まれていたのですよね。人の暴力的行動というのは一番弱いところに向かって向かうものですから。 そういう自分からすると、やれやれと思いました。

          安全圏にいる人が口にする差別的な言葉は関係のない人を巻き込むことがある

          私のマトリョーシカ

          昔、とある問題を抱え、とにかく徹底的に分析したことがある。その原因を知れば立ち直れると思ったからだ。この問題は、ロシアの人形に似ていた。あ、これがその原因だなと思って答えが中に入ってると思ってパカっと開けるとそこにまた似たような形の開けなければならない人形が入っている。開けても開けてもその状態で、最後が空っぽだった。 だから、いまだにこれについてだけは私はお手上げなのです。私のミステリー、私のマトリョーシカ。問題とは何か?とある失恋です。 人生の中で私がいちばん引きずった

          私のマトリョーシカ

          人生史上最高の恋なんて本当は存在しない

          もしもあなたの隣にいる人が 人生史上最高の恋の相手なら わたしのこの文を読む必要はありません 訳あって別れてしまった方 別れてしまった相手を今の相手も含めて ランキングしていませんか? 人生に自分史上最高の恋なんて本当は存在しません 人の気持ちの重さとか深さとか測る機器なんてないんですよ それはあなたがそう思い込んでいるだけ あるいはこういってもいい その答えをあなたが選んでいるだけです その理由をよく考えて それが その人がまだ好きだからなら 振られるの覚悟でもう一度会

          人生史上最高の恋なんて本当は存在しない

          モテる人とはどういう人か

          他人に対して肯定的な人 嘘っぽくてはいけない、心から肯定的な人 これ、結構難しいよ 人間の心には嫉妬の心がありますね 言葉では 「すごーい!」 この言葉、目を閉じて頭の中で響かせてください 今までに何回、嘘くさい「すごーい」を聞いたことあります? 顔すら思い浮かべていませんか? あなたの周りに心から 「すごーい」 とあなたを褒めてくれる人、何人いますか? 仲のいい友達ならまだいますよね でも、もっと多くの人に心からまっすぐに 「すごいね!」 と言っている人、なかなかいない

          モテる人とはどういう人か

          私なりに書き方の進めその⑦『テンポ』

          今日でやっとこの書き方の進めも思いついたことを書き切りお休みに入りそうです。最後がテンポ。テンポの話に入る前にここのところ続けてきたお話のおさらいなのですが、私が言いたいことは総じて言えば、人には個性があるようにその人の書く文章にも個性がある。だから、時間はかかっても自分を大切に。まず、自分はどんな個性を持っていて、どんなふうに物を考えているのか、それを掴むところから始めた方がいい。様々な文章テクニックで、自分の書いたものを整えてもいいけれど、文章テクニックという型に自分を押

          私なりに書き方の進めその⑦『テンポ』

          私を会社に連れて行って

          本日、会社に辿り着き1階のフロアーでエレベーターを待っていた時である。わさわさと太い人も細い人も、男も女も、髪の毛長い人も短い人も、汗臭い人もこざっぱりした人もみんな待っていたわけである。 来た、エレベーター 開いた、エレベーター 「……」 そして、わさわさと待っていたみんな黙る。その後、太って髪の長い女の人がつぶやいた。 「满满的」 つまりはぎゅうぎゅうだったわけ。やれやれ。そのエレベーターは行ってしまった。そして、わさわさ代表でもないのだが、とりあえず私がエレベ

          私を会社に連れて行って

          私なりに書き方の進めその⑥『どじょう』

          自分はどちらかというと自称クリエイター、自称芸術家、自称小説家として、非常にプライドが高く、リアルで仕事している時には腰の低いいい人なのに、文章に関してだけは頑固親父で、何が言いたいかというと、我流でガンガンやっている人です。 ガンガン!(ラッコのように何かに石を当てて割っている) そんな自分が偉そうにこんなところで書き方なんて宣っているのを見ると、自分の中のツッコミ担当が、 「お前がまず習えっ!」 「あいたー!」 背の低い小人みたいなツッコミ担当が自称クリエイターの

          私なりに書き方の進めその⑥『どじょう』

          明暗

          生きていれば時に人間の手にはどうしようもないようなものによって相手と自分とが分たれるときもある 明と暗に わたしが明に あなたが暗に わたしにとってあなたはとても大切な人なのですが 今、かけてあげられる言葉がない 本当に何か大変なときに 人にかけてあげられる言葉なんて本当はどこにもない そういうとき自分はただ黙って目を閉じてあなたのそばに立ちながら あなたを失うかもしれないと怯えている ただ純粋にあなたのことを思うべきときに わたしが今何かを間違えれば あなたを失うので

          人はフラれて一人前である

          素敵なお写真をどうも。お借りしました! 恋の世界では風は逆に吹いている それは、気持ちの重さが重いほうが負けるゲームで それまで人に勝つことなんて知らなかった人が 逆転勝ちをすることもある 途端に傲慢になり、友達は傷つけないのに異性は傷つける人が出てくる モテる人は実は不幸である フラれることが少ないだろうから 人はフラれて一人前である それもただフラれるのではなくて フラれても未練を感じるような相手にフラれたほうがよい そこまでして泣かなければ、人は人の痛みを知ることはで

          人はフラれて一人前である

          私なりに書き方の進めその⑤『型』

          自分でも意外だったのですが、書き方というトピックに刺激され、次から次へと書きたいことがポコポコ浮かんできました。私の書くという行為は、ぽこっと浮かんだ考えを書いてみて考えるために行なっている要素が結構強いのです。それで、半ば自分のために書いている文章でもあるのですが、私の思考の散歩にお付き合いいただければ嬉しいです。 ちょっと話が飛んで、うちの息子は今空手を習っているのです。この空手というのにはそれはそれはたくさんの『型』があります。立ち方だけで十五あるんですよ。全ての型に

          私なりに書き方の進めその⑤『型』